ケントを動物病院に連れて行きました。
去勢するためです。
ケントは動物病院についても嫌がらず、ドアを開けると進んで入っていきました。
一声もあげません。
猫のミーちゃんも一緒に連れて行ったのですが、猫にも吼えません。
診察台に載ってもおとなしく先生に触らせてました。
看護士のお姉さんもいっぱいほめてくれました。
先生も
「毛並も良いし、顔もいい、何でこの子が捨てられるんだろうね」
と、ケントを優しく撫でながら言ってくれました。
ケントを置いて帰るとジャスティーの散歩です。
店を出るとすぐに近所の大店の大奥様に出会いました。
ジャスティーのことはもう近所でも有名なようです。
「この子が引き取った子なのね。あなたいい顔しているよ。かわいいかわいい。」
そう言っていっぱい撫でてくれました。
『何で命を粗末に扱うのかしらね。かわいそうに』
涙を流しながら撫でてくれる姿に私も目頭が熱くなりました。
こんな優しい人たちもいます。
保健所に持ち込む人に聞かせてあげたいと思いました。