送別

半年間闘病してきたてんてんが危篤です。
多分今夜は越せないと思います。
今は私の腕の中で眠っています。
動くことはほとんどありません。
我が家で一番の美人だったてんてんの、自慢の毛並みがみすぼらしくなってしまったのが、彼女に取っては不満でしょうね。こんなにボロボロになるまで生きてくれてありがとうね。
最後まで父ちゃんのところにいてくれてありがとう。助けてあげられなかったね。
でも君は文句ひとつ言わずに耐えてくれて、父ちゃんたちをいっぱい癒やしてくれたね。もうがんばらなくっていいよ。
楽になってもいいよ。
父ちゃんがずっと抱いているから。
まだてんてんは、呼吸をしています。でも体はだんだん冷たくなって来ています。
最後にこの子といられることが、しあわせです。