静ちゃんの裏メニュー-シロちゃん


シロちゃんの亡骸を今朝友人の獣医さんのところへ連れて行き解剖をお願いしました。

「解剖するのはいいけど、内容物まで調べるとなると、筑波大まで送って調べてもらわないとわからないぞ。金も結構かかる。

ただ、この死に方は見ただけで毒物を食べたか飲んだかの死に方だね。

多分農薬か殺鼠剤だと思うけど。農薬の可能性が強いね。酷いことするなあ。」

「仮に毒薬だとわかっても警察は動いてくれないらしい。」

「うん。なんたって、モノ扱いだからな。」

「どうする。気持ちはわかるけど、なんにもなんないぞ。」

私の気持ちは揺れ動きました。

費用も1万、10万の額ではないことぐらいわかっています。

それをしたところでシロちゃんが戻ってくるわけではない。

警察も動くわけではない。今日の監視カメラ設置費用だけでも10万以上かかってます。

悩みました。

でもここで真相を究明しなければシロちゃんもシロチも浮かばれないと思いました。

妻にも相談しました。

「いくらかかるかわからないけど、俺としては真相が知りたい。」

「お金のことはいいけど、ここできれいなシロちゃんを、切り裂かれるのはいや。警察も動くわけじゃないし、それよりそのお金を二度とこんなことの出来ないように対策費に当てたほうがいいと思う。

二度と犠牲者が出ないように使ったほうがいいんじゃない。

シロちゃんもきっとわかってくれる。」

義母も同じような意見です。

それでも私は決断を下せないでいました。

「マスター私の意見言っていい?」

「いいにきまってるだろ。」

「私は早く動物さんたちの慰霊碑を作って欲しい。シロちゃんだけでなく、

虐殺や、殺処分で殺されたり、動物実験とか、毛皮にされたりとか、その子たちのために。

わかってるけど、解剖されるのはいや。」


「わかった。」

私はこのやり取りを獣医さんに伝え、解剖をやめてもらいました。


解剖してもらってはっきりさせればいいのに。

そう思う方も多いかと思います。


でもこれは誰が見ても毒殺されたと思うしかない事実なのです。

いまさら薬の成分とかわかってもシロちゃんも、シロチも帰ってきません。


慰霊碑のことは前から計画していて、店の前に建立することも決めていました。

市との交渉が中断していたので、早く立てられるように再開したいと思います。景観条例が来年出来るそうでそれにそぐわないというのが市の主張です。

私は少しも景観を邪魔するようなものを建立する気もありません。

条例施行前ですので、市の言うことなど聞かなくても、法律上は問題ありません。

でも、わかってもらった上で建立したいのです。

結果解剖はしないで慰霊碑の建立を急ぐことになりました。



コメントやメッセージでシロちゃんや私たち家族にお悔やみの言葉沢山いただきました。

ありがとうございます。


これからも不幸な動物さんたちがいなくなるような世の中になるために自分達のできることから頑張って行きたいと思います。


四次元ファミリーは人間だけではありません。

猫もいるし、アヒルもいるし、犬もいます。

みんな仲良く幸せになるために頑張っているファミリーです。


これからも応援よろしくお願いします。


四次元ポケット静