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保健所にケージに詰め込まれた六匹の猫が持ち込まれました…


猫を多頭飼育していた娘さんが急死。
猫のあまりの多さに、残されたお母さんはどうしてもお世話ができず、泣く泣くその一部を、知り合いの手を借りて保健所に持ち込むことに。

残りの猫も順番に持ち込むそうな…
猫総勢、推定で30匹。


あまりにも酷く、勝手な話なので、なんとかならないかと回りのボランティアさんにも相談。

協力してくれるボランティアさん数名と、先日下見に行ってきました。

部屋を見て絶句…
言葉が出ません…

猫たちが閉じ込められていた部屋にはトイレがなく、部屋がトイレ化していました。
その部屋で餌を食べ、水を飲み、眠り、猫たちは日々なんとか生きてきました。

ひどい…
ひどすぎる…


まずは、一番広い居間を掃除。
そこにすべての猫を集めてお世話することにしました。
新しいお水をあげると、ピチャピチャ美味しそうに飲むこと、飲むこと!

水さえ、充分に飲めなかったのか…
不憫でした…

飼い主さんは、とにかく餌と水(充分ではなかった)だけは与えてくれていました。
劣悪環境の中でも、猫たちの健康状態はよく、コロコロのいいウンチをしていました。
一匹選んで検査をしたところ、白血病もエイズもマイナスでした。


これからどうやって、状況を改善していけばよいのだろう…

まず、毎日お世話をすること。
充分な餌、新鮮なお水。
清潔なトイレ。
まだ居間に入れてない猫たちを、なんとか居間に移動させること。
そして、絶対に!これ以上増やさないこと。

居間に迎え入れてない猫をのぞいて、♀は四匹。
この四匹を不妊すれば、まずは増えることはありません。
現在、ご理解ある獣医さんに相談中です。


亡くなった娘さんは、猫が大好きでした。
可哀想に思い、野良猫を家の中に入れては飼うようになりました。
最初のうちはちゃんと不妊去勢をしていましたが、だんだんと経済的に苦しくなり、持病もあって身体的にもしんどかったようで、充分なお世話ができなかったようです。

でも、餌だけはあげていた…

だからこそ、今、この子たちは生きている…


現在お世話をしているのは、亡くなった娘さんのお母さんひとりだけ。
あと二人の娘さんは、遠方に住んでいるため、頻繁にお世話に来ることができないのです。
でも、私たちが下見に行った日は二人とも来てくれたし、掃除も手伝ってくれました。
その後、ホームセンターで、たくさんの餌と猫砂を買ってきてくれました。


お母さんは老齢なので、できるだけお世話のお手伝いに行こうと思っています。お母さんも、毎日お世話することを約束してくれました。


今日も行ってきましたが、居間の猫たちは、少しは落ち着いたようです。
餌の食べっぷりはよく、お水もよく飲みます。
トイレがきれいであれば、ちゃんとトイレで用をたします。
まぁ、お漏らしもありますが…

台所の横の部屋のキジトラは、だいぶなつっこくなってきました。
今度、居間へ移してやろうと思っています。

もうひと部屋の白猫たちは、押し入れに入って出てきません。
餌は食べてあります。
早く、劣悪環境から出してあげたいです!


とにかく猫の数が多いので、餌と砂が減ること!減ること!
飼い主さんの所も大変そうだし、物資の協力を募るべきなのでしょう。
そして、成猫ゆえ難しいだろうけど、預かりさんや里親さんを見つけていかないと…


保健所に持ち込まれた六匹は、飼い主さんの承諾を得て、もう一度家の中に戻してもらいました。


飼い主さんに頑張ってもらい、自分も頑張り、仲間のボランティアさんにも頑張ってもらい、そしてみなさんのご協力をいただいて、猫たちをしあわせにしてあげたい!

ぜったいに!

みわさんから送られてきたメールからの転載です。
私達に出来ることから始めませんか。