沖縄から青森・山形・長野・東京など日本各地のシードルと海外の美味しい
シードルを紹介しています。
皆さん、こんにちは。
日本シードルマスター協会・シードルコンシェルジュの安倍かや乃です。
沖縄から涼しいりんごの産地に想いを馳せながら書いております。
今回は、シードルの造り方について
ちょっと専門的になりますが、お付き合いくださいね。
とは言ってもジュースと酵母さえ手に入れば自宅でも簡単につくれてしまう
ので、このような本も発売されています。
「手づくりする果物のお酒」

アドバンストブルーイング著
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日本は湿度が高いので、初めての方は発酵途中で微生物が入らないように注
意を払うのと、温度管理に気を付ければ良いです。
そして、日本の酒税法では家庭で1%以上のアルコールを含む飲料を醸造す
ることは禁止されているので、お気をつけくださいね。
ちなみに、生のりんごの糖度はだいたい14度くらいで、大雑把にその半分が
アルコール度数と考えると計算しやすいですよ。
例:糖度14度のりんご果汁 ⇒
アルコール度数7度のシードル
シードルの醸造方法は、スパークリングワインの造り方と同じなので、覚え
ておくとスパークリングの事も分かるようになります。

醸造方法は、大きく分けて二つ。
発酵を1回で終わらせる方法と、2回行う方法があります。
<1.発酵を1回で終わらせる方法>
発酵を1回で終わらせる方法としては瓶内一次発酵があります。
シードルのようなスパークリングワインの醸造は数種類の方法がありますが、
通常は発酵を2回行います。
第1回目の発酵を一次発酵、2回目の発酵を二次発酵と呼んでいます。
第1回目の発酵をタンクで行って、2回目の発酵をタンクにしたり瓶にしたり
とワイナリー毎に特徴を出したりしています。
瓶内一次発酵は、1回の発酵で全てを決めてしまおうという造り方です。
第1回目の発酵では、搾ったりんご果汁に酵母を加えて、アルコールに変え
ていきます。
この発酵途中のりんご果汁をそのまま瓶に詰めて、果汁の中の糖分がアルコ
ールに変わる時に出る泡(炭酸ガス)をそのまま瓶の中に閉じ込めてしまうの
がこの方法です。
通常2回行う発酵を1回で済ませるのですから、簡単そうだと思ってしまいま
すが、瓶に詰める段階で仕上がりの味を予想して瓶詰のタイミングを見計ら
ったり、味を調えていくので取り返しがつかない分経験値がものをいう造り
方です。

<2.発酵を2回行う方法>
こちらはいくつかの方法があります。
第1回目の発酵では、酵母を加えてりんご果汁をアルコールに変えていきます。
大きなタンクで発酵させるので、発酵中に出た泡は空気中に放出され、出来
上がったお酒は泡のないりんご酒になります。
このりんご酒を再度発酵させて泡を造り出していくのが、二次発酵です。
①炭酸ガス圧入溶解方式(カーボネーション)
りんご酒に炭酸ガスを注入する方法。
炭酸ガスは、タンクに入ったままのりんご酒に注入場合と瓶に詰めた後に
注入する場合とがあります。
②シャルマ方式(密閉タンク方式)
りんご酒と酵母を大きなタンクに密閉して発酵させる方法。
二次発酵ででる澱の濾過もしやすくて大量のシードルを一度に扱えるので手
間と時間を簡素化できるのが特徴。
密閉されているので品質管理もしやすく大量生産に向いています。
③トランスファー方式
りんご酒、糖分、酵母を瓶に詰めて瓶の中で発酵させ炭酸ガスを含んだり
んご酒を造る。
炭酸ガスが含まれているりんご酒を加圧できるタンクに一旦移して、まとめ
て濾過を行った後に改めて瓶詰する方法。
④瓶内二次発酵(トラディショナル方式)
りんご酒、糖分、酵母を瓶に詰めて瓶の中で発酵させる方法。
発酵で出た澱は1本1本の瓶ごとに、瓶の口に集めて取り除いていくので手間
がかかるのが特徴です。
シャンパンなどの高級スパークリングワインの代名詞みたいに使われたりし
ます。笑
シャンパンについては、ぶどうの品種や熟成期間なども定められていて、法
的拘束もあるので名乗るには条件が必要となっています。

醸造は、やり直しのきかない子育てのようですよね。
素質(原料)によって造り方を変えたり、瞬間瞬間で造り手のセンスが必要に
なるので、醸造家は親であると同時にアーチストですね。
皆さまが、美味しいシードルと出会い、大切な時間を素敵に過ごせることを
祈っています。
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<沖縄からひとこと>
今年の4月に沖縄に引っ越してきてから5ヶ月。
旅行だったり仕事だったり各々の事情
は違いますが、5人の友人が会いに来
てくれました。
来月は旅行で2人、来週は1人会えそうです。
主人の口ぐせ
「ありがたい。ありがたい。全ての人が、ありがたい。」









