本日の釣行で同船者と
2枚潮の時のシンカーの重さの話になったので
語ってみます。
タイラバは一般的に底取りが
出来るなら、極力軽いヘッドを使った方が
良いとされています。
これは私も同意です。
ただ、あくまでも一般的に、というだけで
どんな状況下でも当てはまる訳ではありません。
例外として
ビッグネクタイを使う時、
ライジングをする時、
周りよりPEが太い場合、
などありますが、
2枚潮もその一つです。
▪️中級者によくある間違い
2枚潮でも底取りが出来ているからと、
軽いシンカーのまま続ける人がいますが、
乗合船の場合、正解とは言えません。
ここではあえて、間違いと言っておきます。
プレジャーボートやチャーターなら別にいいとは思いますが、底取りが出来るからと重くしないのは、オマツリを増やす原因になります。
絵を使って説明します。
2枚潮とは
上潮と底潮の向きが違う
または
潮の速さが違う状態です。
その影響でタイラバが真っ直ぐ落ちずに
ラインに弛みが出てしまいます。
ここでは、100gの場合は上記のようなラインの出かたをするとします。
次に80gの場合。
これはかなり誇張しています。
シンカーが軽いと、どうしても余分にラインが出ていきます。
初心者だとこの状態になると、底取りが出来ずに必然的に重いシンカーにするのですが、中級者になると、それなりに底取りが出来てしまう為、そのまま続ける傾向があります。
昔の私もそうでした(汗)
底取りが出来るからと、
軽いシンカーで続けると、以下のような状態が発生します。
他の人よりラインが出過ぎる為、
ライン同士の交差が発生して矢印の部分で
オマツリが発生する可能性が高くなります。
当たり前ですが、
頻繁にオマツリをしていたら
釣果は上がらないですし、
余分にラインが出ている為、
タッチ&ゴーが遅れる原因になります。
このタッチ&ゴーがしっかり出来るだけで
アタリが増えることは非常に多いです。
ラインが出過ぎているな…と、感じたら
思い切って重いシンカーにする事で
周りに迷惑をかけにくくなり
釣果にも繋がるはずです。
重いシンカーを使い慣れていない人も
多いと思いますが、
2枚潮の時は是非とも試して下さい。
ちなみに明石の場合、
2枚潮がキツくなると最低100g、
余裕を見るなら120gはあった方がいいです。
本当にキツい時は
水深50mで120gを使っても
数回落とし直したら
明後日の方向に行ってたりしますから…