オランダ滞在2日目の学校見学の後は、住む街デルフトにIKEAがあるということを事前に把握していたので、そこでマットレス等を購入する段取りにしていました。
お昼ご飯は子供達の大好きなマクドナルド(特にポテト)でも行こうかと考えていたのですが、土地勘も車もなく、ネットも繋がっておらず。
車で来ていたコーディネーターさんの御厚意により家族6人ムリヤリ車に乗せて頂き、とにかくIKEAまで送ってくれることに。
ちなみにオランダはチャイルドシート等の違反に関して非常に厳しいらしいので警察に停められないよう、子供達は隠れ気味で乗らせてもらいました。
IKEAの大きな駐車場に入ると一つ発見が。
日本では出発のことを考えてかバックで駐車するのが主流ですが、オランダ(ヨーロッパ?)はほぼ前向き駐車なんです。
僕は前向き駐車に慣れておらず、技術が必要な気がするので、車を所持した暁にはバックで駐車したいなと、そんな小さなことを考えた瞬間でした。
IKEAに付くと子供達は腹ペコだったので食事のスペースに直行です。
日本のIKEAでも食事スペースは利用したことがなかったのでオランダIKEAで初体験。ポテトフライとチキンに茶色いソースがかかった料理を2皿とドリンクをピックアップし、ようやく昼食にありつきました。子供達は相当お腹が減っていたようで、すごい勢いでポテトがなくなっていきました。
ちなみオランダの主食はじゃがいもだそうで、フライドポテトは「フリッツ」と呼ばれ、ピザとかチキンとかケバブとかと一緒によく販売されており、マヨネーズに少しマスタードを混ぜたようなソースを大量に付けて食べるのが主流のようです。
「ノーソース」と言わなければ、フリッツの横っちょか上から直接大量のマヨモドキソースが投入されます。
日本では家具はニトリ派だったので、IKEAでの本格的な家具購入は初めとなり、倉庫の係員の兄さんにiphoneで撮影した家具番号を見せながら、どこにあるか説明してもらいダイニングテーブルとイスを揃えました。
必須のマットレスの他にはすぐ必要であろうIH用のフライパンやナベや細々したものを購入し、デリバリーコーナーへ。
子供達をトイレに妻が連れて行ったタイミングで自分の番が回って来て、おそらくオランダ人の係員のおじさんとがんばってやり取りしました。
係「◯△◆□●・・・ アドレス ・・・ ▽●□×▲◯」
僕「OK アドレス」(と言って事前に作ったオランダの住所の入った名刺を出す)
係(パソコンに打ち込んで)「OK・・・・ フォンナンバー?」
僕「フォンナンバー ディス」(と言ってコーディネーターさんの名刺の電話番号を指す)
係「◯×△◆□●・・・ アップ オア ダウン?」
僕(上を指しながら)「アップステアー スリー スリー」
係「◯×△◆□●・・・ エレベーター ・・・ ▽●□×▲◯?」
僕「エレベーター? ヤー OK OK」(指でOKマークを作りながら)
係「◯×△◆□●・・・ トゥデイ ・・・ エイト オクロック ・・・ イレブン ・・・ ▽●□×▲◯」
僕「トゥデイ!? オー サンキューベリマッチ!」
係「◯×△◆□●・・・ サーティー ・・・ ▽●□×▲◯」
僕「ヤー」(30ユーロ支払う)
という感じで、その日の20時から23時の間に届くということで、問題なく契約が成立しました。向こうからしたら僕は見るからに東洋の外国人なので最小限の分かりやすさで接してくれていたのでしょう。その場の流れの中なら、中学英語で何とかなるものですね。
そしてIKEAからはデルフト駅までバスが出ており、トラム同様OVチップカードで乗車できるということでバスに乗って家路へとつきました。
家に着くやいなや、子供達は全員時差ボケの為晩ご飯も食べずに倒れ込む様に寝てしまいました。
ポストには手配してもらっていたインターネットのルーターの不在票が入っていて、近所のコピーショップみたいな所で預かっているというような旨が書いてあったので一人でそこに向かいました。
その近所のコピーショップではポストNLというオランダの郵便局に当たる業務も行っており、宅配便とか郵便物とかの発送・受取も行っているみたいで、時刻は16:00頃でしたが、結構賑わっていました。
不在票を渡すと係のお兄さんがあちこちに置いてある預かり荷物らしき物を全てチェックした後、手ぶらで受付に戻って来て
「ソーリー ・・・ ▽●□×▲◯」
と、荷物がないと告げられてしまいました。
家に帰ると今度は妻が近所にスーパーを探しに行って、カップラーメンやドーナツや飲み物等を買って来たりしているうちに早くもIKEAが到着。20時以降だと言っていたのに17:00頃に届いたので驚きました。
おじさん2人が部屋まで荷物を運んでくれ、最後に受取のサインをする際、スマホのような電子端末のディスプレイに指でサインしました。
後日来たEMS(国際郵便)の受取も同様の端末ディスプレイに指でサインだったのでこの辺りのペーパーレスのテクノロジーは日本よりオランダの方が導入が進んでいるなと思いました。
その日は僕らも時差ボケで、食事もそこそこに睡魔に襲われて寝てしまい、オランダの2日目が終了しました。