震災を受けて日本では脱原発の議論が高まっているが、それにはコストの議論が不可欠だ。原発のコストは安くないとする武田邦彦・中部大教授と小出裕章・京都大学原子炉実験所助教の意見を紹介する。 * * *【武田】原発のコストが安いわけではなく、「原発の一部のコストを見れば安い」ということだ。原発にかかるコストには、研究費、設計、開発費、運転費、廃棄物処理費などがある。これらのうち、研究費、設計・開発費、廃棄物処理費には、原子力関係予算として国から資金が投入されてきた。また、原発受け入れ自治体への交付金の財源は税金だ。 要するに東電は、運転にしかコストをかけていないと言っていい。
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