2011年を振り返ると、やはり大震災とその後の原発事故のことを強く意識せざるを得ませんが、とりわけ私にとって大いに考えさせられたのは原発事故後の言論の変化、中でも左派言論の顕著な右傾化です。つまり、それまでは左派と目されていた人の語ることが、右派の語るそれと劇的な近似を見せるようになった、このことは決定的な転換点として記憶されるべきものでしょう。率直に言って、2011年は少なからぬ左派が理性に背を向けた、まさしく背信の年であったと言えます。
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