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<玄海原発>玄海町長が再稼働容認 経産相と会談
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佐賀県玄海町を訪問し、岸本町長(手前右)らに国の考えを説明する海江田経産相(左)=2011年6月29日午前10時24分、上入来尚撮影
 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題で、海江田万里経済産業相は29日午前、同町で岸本英雄町長と会談し、原発の安全対策を説明し、2、3号機の運転再開に理解を求めた。岸本町長は運転再開を認める考えを伝え、会談後、「安全は確認された」と述べた。福島第1原発事故の影響で全国各地で停止中の原発が再稼働できない状態が続く中、原発立地自治体の首長で再稼働を容認したのは初めて。

【玄海原発】海江田経産相が29日佐賀訪問 再稼働要請で

 原発の運転再開のため、経産相が立地自治体を訪れ要請するのは初。経産相は午後、古川康知事とも会談し、同様に理解を求める。九電は再開に知事の理解も必要との考えで、知事の判断が注目される。町長の再開同意を受け、政府は停止中の他の原発の早期運転再開のきっかけとしたい考えだ。

 経産相と町長の会談は午前10時から同町役場であった。経産相は全国の各原発で安全対策を講じたことなどを説明。「安全性について国の責任で説明したいと考えていた。経済活動のために電力供給が大切。厳しい判断と思うが運転再開に対応してほしい」と理解を求めた。会談後、町長は「国が安全を保証することがはっきりすれば九電に答えたい」と述べ、7月中旬までに九電にも再開容認を伝える。

 福島原発事故後、各電力事業者は経産省原子力安全・保安院の指示に基づき、原発の緊急津波対策などを実施。だが立地自治体の不安などから、全国にある商業炉54基のうち定期検査などで35基が停止している。夏の電力需給が逼迫(ひっぱく)することが懸念され、海江田経産相は今月18日、各原発の「安全宣言」を出し、各立地自治体に再稼働を要請する意向を示していた。

 玄海町は保安院などから安全策の説明を受け、既に町議会の大半が運転再開に賛成。町長も「町の雇用や経済の影響も考えざるを得ない」と容認の意向を固めていた。

 一方、古川知事は、政府が中部電力浜岡原発だけ停止させたことなどに疑問を呈し、経産相のほか、菅直人首相からも説明を求めたいとしている。【竹花周】


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