2012年の展望
2012年の初ブログです。
本年もよろしくお願いいたします。
おかげさまで昨年は、私個人で150件以上の研修・セミナー・講演等の案件をいただき、会社全体でも数百件のご依頼をいただきました。
大変ありがとうございました。
今年も、少しでも皆様のお役にたてる存在でありたいと願っております。
さて、年始早々の新聞やTVなどマスコミ各社の特集などを見ていますと、今年は例年以上に「リスク」や「危機」に関する内容が多かったと思います。
昨年の東日本大震災と原発事故を振り返り、これからの日本が危機に対してどのように向き合い、対応していくべきなのか、ということについて社会全体が関心を高めているということでしょう。
その意味で、今年は日本が「リスクに強い国」になるための大切な1年になると思います。リスクの要因は、災害や放射能問題だけではありません。欧州の金融危機の影響による為替変動、国内の財政と税制、北朝鮮の動向、基地問題、TPP交渉、情報セキュリティなど、あげれば相当な数になります。
さらに、「想定外を想定することの大切さ」を昨年思い知らされました。
現時点で想定しきれていないリスクも出現すると考えるべきです。
リスクゼロという社会はありえません。
リスクから逃げず、リスクの特性をありのままに捉え、効果的にマネジメントすることによって、目的を果たし、信頼ある社会にすることが大切です。
「安全であること」とはどういうことかについても、今年は大いに議論すべきではないでしょうか。
ヒューマンエラーや組織事故の専門家として知られるジェームズ・リーズンは、「安全という言葉は、安全であることによりも、安全ではないことによって定義される」と言いました。(「組織事故とレジリエンス」2010年 日科技連)
私たちが、本当の意味での「安全な社会」を創るためには、「安全でないこと」を認識し、安全でない情報を隠さず、真正面から向き合って解決する必要があると思います。
マイナスの事象や脆弱な要素を隠そうとする人間の弱さに対して、勇気と叡知をもって立ち向かい、リスクに強い仕組みづくり、社会づくりに、今年も貢献したいと考えております。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。