筋肉食堂で、なごやかな「けなし合い」。
(※ご注意。長文で、しょーもない話です)知る人ぞ知る『筋肉食堂』。水道橋が知られていますが、六本木にもあります。店名が示すとおり、糖質・脂質を抑えたメニューを、豊富にラインナップ。「ストイックに、身体を鍛える人が行く店でしょ?」いえ、それだけではありません。↓ 筋肉食堂の、隠れた売り文句 “食べた気するのに、カロリー控えめ。”これ↑が、すばらしい。なので、・ダイエットを考える女性・メタボが気になる中年男性たちのハートも、がっちりキャッチしています。コロナ騒動前のランチタイムには、満席で入れないこともしばしば。レイザーラモンHGさんを見かけたこともあります。--------------------------------------------------(ここから、しょーもない「けなし合い」の話です)ある日、同僚3人と私の4人で、筋肉食堂に行きました。■1人目筋肉食堂の常連(ダイエット目的)で、仕事上、とてもお世話になっているMさん。■2人目会社の後輩で、8コ下のSくん。■3人目ほぼ同い年で、カネ持ちキャラの佐野くん(佐野くん)■4人目 → 私です。(私)(いざ、店内へ)お店に入って、着席すると、太い腕をした店員さんが「食前プロテイン」を持ってきてくれます。(食前プロテイン)※少量です。で、太い腕の店員さん、Mさんを見つけると、「あ、いつもありがとうございます」Mさんの常連っぷりが窺える場面でした。私たち4人は、メニューを吟味。私、「皮なし鶏モモ肉のステーキ・400g」にしました。値段は、2,000円くらいしますが、400gあると満足です。後輩のSくんも、同じもの(2,000円)を注文。常連のMさんは、1,500円くらいの「鶏ムネ肉のセット」(さすが)。10分ほどで料理がそろい、雑談しながら、食事をしていると、佐野くんが、こう切り出しました。「○○ちゃん(←私のこと)さ、最近、貯金してんの?」(佐野くん)「いやぁ、できてない。給料ぜんぶ使って、毎月なんとか、って感じ」(私)「でもさ、今日のランチ代、MさんとSくんの分、○○ちゃんが出すんでしょ?」「…うん、そのつもり」「てことはさ、自分の分も合わせたら、6,000円くらい払うんだよね?」「……そうなるね」「それ、オレが○○ちゃんの奥さんだったら…」「ダンナが貯金しないで、会社の人におごってるなんて、キレるけどね」それを言われて、私は思いました。「たしかに、そうだな」(おっしゃるとおり)とは言うものの…。--------------------------------------------------Mさんは、仕事で本当にお世話になっている、かつ、いっしょに仕事をすると、いろんな知識やスキルが身に付いて、自分を成長させてくれるという、すごい方でして…。私にとって「感謝の気持ちとして、ランチ代くらい出させてほしい」と思えるほどのお方です。--------------------------------------------------一方で、8コ下のSくんは、なんともほっとけないというか、仕事で困っているなら「カバーしてあげなきゃ」と思ってしまう、私にとって、なかなかいないタイプの後輩なのです。--------------------------------------------------しかし、佐野くんの言うことは正しい…。ちょっと、考え込んでしまった私。ですが…、ふと、あることに気付きました。佐野くんは、そのとき一人で、6,000円もする「牛ステーキ(450g)」を食べていたのです。(よし、反撃だ)「やっぱ、6,000円おごるのはマズイかな」「今日帰って、それ、奥さんに言えんの?ってことよ。たぶん、いい顔はしないでしょ」(ここだ!)「でも、佐野くんさ、佐野くんが食べてるそれ、単体で6,000円じゃん?」「(ちょっと苦笑して)…そういえば、そうだね」「いや、オレはさ、3人分で6,000円だけど、佐野くん、それ、一人で6,000円じゃん?」「オレが佐野くんの奥さんだったら、そっちのほうがキレるよ」「…いや、これには理由があんのよ」「ほう…?」「Mさんの常連の店で、ツレであるオレらが、Mさんに恥かかすワケにはいかないでしょ?」「だからオレは、いちばん高い※メニューにしたのよ」※当時そういえば、オーダーのとき、そんなこと言ってましたけど…。その後は「貯金しないで、おごるのはおかしい」 vs「一人で6,000円食べるくらいなら、周りの人におごったほうがいい」という議論(もちろん険悪な雰囲気なしで)となりまして、最終的に、「お互いに(どっちが悪いか、お互いの)奥さんにたずねてみよう」と、なりました。で、帰宅した、私。奥さんに上記の出来事を説明し、意見を求めたところ、「どっちもどっち」「てゆーか、運動しない日に400gも食べないでよ。カロリー控えめのお店なんでしょ?意味ないじゃん」と、違う箇所で説教されてしまいました。ちなみに佐野くんも、奥さんに「値段もダメだし、450gも食べるな!」と、一喝されたとのこと。んんー、たしかに、量を減らせば、金額も、カロリーも、グッと抑えられます。筋肉食堂のコンセプトから考えても、反論の余地がありません。という、しょーもないお話でした。あらためまして、筋肉食堂は、“食べた気するのに、カロリー控えめ” という点が、すばらしいお店です。※個人の感想です。