image

image

image

image

image

image

image

image

長崎県対馬
④天神多久頭魂神社
 
 
[ 祭神 ]
天道山(多久頭魂神)
 
 
[ 住所 ]
〒817-1603
長崎県対馬市上県町佐護西里2864
 
 
対馬南部にある豆酘(つつ)の多久頭魂神社と対であると言われています。
昔は禁足地でした。
 
 
天道信仰は山を神体としているのですが
神体を詣でる前に、一対の多久頭魂神社を参拝するんだそうです。
 
 
祭壇は無く、神境が置かれています。
鳥居の両サイドには「ヤクマ」と呼ばれる石積みの塔が一対。
 
 
古代信仰の原型です。

 
ヤクマとはヤクマ祭の折に造られるもので
毎年旧6月上旬の初午に穀霊を祀る祭礼のこと。
※海神に豊漁、航海安全を祈願する祭り。
 
 
 
-----

目の前は漁港。
車は神社の目の前に停められました。
 
 
ソテツの生える参道を歩くとバッタが無数に飛び跳ねるので、またしても「ごめんねー、避けてねー。」と言いつつ鳥居に向かいました。
 
 
「神鏡のあるあたりは畏怖を感じるね。ヤクマの塔は……ちょいと霊視させてもらうよ。」

 
と、造形物でも話しかけると応えてくれます。

それで視えたのは、2000年以上前のヤクマの塔と儀式の情景。それなりに古い時代です。


 
 
「ふーん、昔は松明持って、仮面つけてヤクマの塔を周回してたんだ。仮面は、陵王面とも似てるけど違うなぁ。土で作られてるのか…もののけ姫のサンが着けてる面みたい。」
 
 
豊作、豊魚を祈願してのことだと思います。
手には松明を持ちながら、上半身裸の男性数人が仮面をつけて踊りながら周回している様子。

2000年以上前ですから、かなり原始的です。



 
多久頭魂神社の創建は神武天皇の代と伝わっています。
※神武天皇=初代天皇。別名は彦火火出見。父がウガヤフキアエズノミコト、母が玉依姫。
 
 
「古い時代のものを視させてもらえるのは、有り難いねー。ありがとう。」
 
 
豆酘と一対だそうですが、それは少し違います。
確かに豆酘と対でもありますが、富ヶ浦の天神多久頭魂神社とも対です。

 
正確には多久頭魂神社は対馬に4箇所あります。
 
天神多久頭魂神社富ヶ浦と、この佐護で一対。
豆酘の多久頭魂神社と、浅藻の多久頭魂神社で一対。

 
北と南の多久頭魂神社を使って四方結界と、北と南の神体を護る意味を兼ねています。
 
 
いや、古代人て本当に凄い!
マップでピンを打ってる時からも分かっていたけれど
現地で見るとワクワクとドキドキが止まらない🤣
 
 
楽しかったです♪

 
 
5、6枚目は富ヶ浦から佐護へ向かう道中。
あまりに車が走ってないので停めて撮ってしまいました✨