5月29日



午前4時50分。アリゾナ州は夏時間を採用していない。昼間十分に暑いので、夜になっていつまでも日が沈まないのは無意味なのがその理由。でも実際にカリフォルニアよりずいぶんと東に位置してるので、同じ時間で早く日が昇る。町では8度ほどあった外気温が、しばらく走っていくとマイナス1.5度まで下がった。ずっと平らなので実感できないけど、標高が高いので日が昇るまではとても気温が低い。



南カリフォルニア ~海風を感じてすごす日々~-まっすぐな道


地平線まで続く道の、その遠くの景色にたどり着くまでには、20分以上かかる。今、見ているのは、自分が20分後にたどり着く風景、20分後の未来を見ることができるのだ。


ゲートで車一台25ドルを払って公園に入ってから、道に迷ったり、間違って別のホテルに行ってしまったこともあって、Bright Angel Lodgeについたのは、6時を少し過ぎていた。念のためカウンターに立ち寄って、ここが正しい場所であることを確認して、そして6時半を待った。カウンターのおじさんに話を聞けば、6時半に谷底のファントムランチから電話連絡があるそうで、どれだけ空きがあるかわかるそうだ。ちなみに、ファントムランチのランチは昼飯のLunchじゃなくて、牧場のRanch。念のため。幽霊牧場、なんか興味津々な命名だ。


そして期待と不安の6時30分を5分ほど過ぎたところでキャンセル待ちの呼び出しが始まった。最初に呼ばれた男性2人組は、その場にいなかった。そして次は男女の組が呼ばれた。昨日、ウエイティングリストに載せたとき、自分たちの前に何人いるか、聞いてみたら、2組だ、という返事だったので、そうすると、次かな。最初の人たちが登録に手間取って、さらに5分ほどじらされて、そして名前を呼ばれた!

信じられない。ラッキー、下までいける。うれしさが爆発しそうだった。カウンターで登録をしてくれた、たぶんリタイヤしてからここで働いてると思われる爺さんは、チェックインのためにこちらの住所を教えたら、むかし近所に住んだことがあるという。22歳のころだった、というので、じゃ数年前だね、といったら笑ってた。実際は半世紀くらいまえのことだろう。一人当たり宿泊代が$41.63で、ディナーが$41.33、そして朝食が$19.46となる。消費税込み。これをこのカウンターで支払う。



プランB成功。グランドキャニオンを、谷底まで降りることができる。







南カリフォルニア ~海風を感じてすごす日々~-Bright Angel Lodge