癌になった有名人~その2~ | 胆嚢癌ステージ3bからの生還

胆嚢癌ステージ3bからの生還

ブログの説明を入力します。

ネタ不足でずいぶん更新の間を開けてしまいました。


さて癌になった有名人の続きです。


まず、私の腹痛が発生し始めた2013年の同時期に、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんに膵臓癌が見つかりましたが、早期発見であったためすぐに約3時間半の手術を受けられ、10月2日に退院した時の記者会見では経過は良好だと発表されていました。


症状が出た時は殆ど末期である事から「癌の王様」と呼ばれる膵臓癌は、早期発見で手術を受けられるラッキーな方はとても少ない中で術後の翌年4月には舞台復帰された事から、私も余り経過は気にしていませんでした。


しかし、9月に突然、病院での定期的な検査の結果、癌の再発、転移ではないが、加療の必要があるとの判断で治療に専念するため、12月に予定した主演舞台の降板を発表された時には、私は同じ術後の再発、転移に怯えるがん患者として、なんだかとても嫌な予感がしました。

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20140928-1374058.html


そして私の予感は前記事のつんく♂さんの時と同様に当たる事となり、2015年2月21日に、都内の病院でお亡くなりになられました。関係者によると、9月の定期検査で肺に転移が見つかっていたそうです。

結局、「早期発見」であったはずなのに残念な結果となってしまいました。




次に世間を驚かせたのは、2015年4月30日に、出演予定だった舞台『THE WINDS OF GOD』を降板した俳優、今井雅之さんがテレビで大腸癌ステージⅣであった事を発表した時の異様なほどにやせ細った姿でした。

https://www.youtube.com/watch?v=OlyXDrV3o7o


この劇ヤセ姿については、がん患者の方ならご存じの事と思いますが、「がん性悪液質」と言われる症状で、これはがん細胞の増殖によって栄養が奪い取られ、各種臓器の破壊が進むと共に発生する全身不良の状態の事を言います。

今井さんは元々自衛隊出身で、とてもガッシリとした体格でしたが、会見の時のその変わりはてた姿に、私は進行するがんの恐怖を痛切に感じました。

そしてやはり、会見から約1か月後の5月28日に都内の病院でお亡くなりになりました。




次に同じく激ヤセといえば、昨年9月7日にシャンパンのイベントに登場した時の川島なお美さんが有名ですね。

http://ameblo.jp/naomi-kawashima/entry-12070556658.html


川島さんは2014年8月に人間ドックで肝内胆管がんが早期に見つかり、翌年1月に腹腔鏡という施術で12時間に及ぶ大手術を受けられていました。

5年生存率も50%程度と医師に言われていたようで、私も手術で癌が取り切れて良かったと思っていたところにあのお姿だったのでとてもショックでした。

実は、私は、あのやせ細った姿もそうですが、どちらかといえば黒いドレスの下の、「腹水」とも思える様な少しふくらみのあるお腹が気になっていました。


もし、悪液質の上に腹水がある場合、肝内胆管がんが再発してすでに末期の状態ではないかと容易に推察できます。

結局、この後、川島さんは9月23日に体調不良でミュージカルを降板された事をブログで発表され、翌日にお亡くなりになりました。


ちなみに川島さんは、術後の抗がん剤を拒否され、さまざまな代替治療を受けられていますが、その中でも高濃度ビタミンC点滴は、医学的根拠もあり、良い目の付けどころではなかったかと個人的には思っています。

https://www.iv-therapy.org/g_info01.php


ただ、糖質制限で現在も生き延びている私の経験では、高濃度ビタミンC点滴は断糖食事療法と組み合わせるのが最も効果があるのではないかと思います。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159828


また、最近になって抵糖質スイーツをどんどん発表されている、川島さんのご主人でパティシエの鎧塚俊彦さんは、川島さんが亡くなられた約1か月後に都内で行われたフォーラムに出席され、「糖質はガンのえさなんです」と熱弁をふるって注目を浴びたのも大きな反響を呼びました。

http://dailynewsonline.jp/article/1033342/

http://ameblo.jp/reimi-aso/entry-12088956905.html


ただ、川島さんが癌と戦っている間は、緩い糖質制限しかされてなかったのが少し残念に思います。




現在のがん治療の現実が良く分かる3例だと思いますが、これからのがん患者は、ネットの普及も踏まえて、いろいろな情報をどんどん取り入れていく事がとても大切なのではないかと思います。


特に、ご自分と同じ標準治療を受けている方だけではなく、すでにサバイバーとなられている方が、一体どんな事をされているかも、よく調べられるのが良いのではないかと思います。






今日はここまででよろしくお願いします。