こんにちは。
朝からの雨がやんで、陽が差してきました。
世界がキラキラと綺麗です。
先日のブログで
私は、木々や自然が大好きと書きましたが
結局のところ大好きというか
私が私に戻る為に必要不可欠なものなのです。
先日のブログ
私が以前働いていた職場は、妊婦さんに優しくないというか、産休、育休の前例がない会社(今では考えられないですよね)でした。
高齢出産の年齢にさしかかった頃、もしも子どもができたとしたら…と考え、退職してしばらくゆっくり考えよう。
違う職種で働くのもいいかもなぁ…
と考えていた矢先、
妊娠しました。
あら、私、お母さんになるんだ
とウキウキしたのも束の間、ひどいツワリで1ヶ月間、実家に帰り寝たりきり状態が続きました
ようやく普通に起きたり動けたりできるようになり、胎動も感じ始め、母になる幸せと不安を噛み締める日々でした
退職していたので、時間だけはたっぷりある。
ただ、その頃私はインターネットと無縁(家にパソコンはなく、携帯はガラケー)だった為、読書の日々でした。
久々にレイチェル・カーソンを読み、もっとレイチェルの本が読みたくなり図書館へ。
まだ読んだ事のないレイチェルのある本を手に取りました。
それが
『センス・オブ・ワンダー』です。
ファッションが大好きだった私は、ん?コズミックワンダーじゃなくて?と思いました。
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『センス・オブ・ワンダー』はロジャーとレイチェルがいっしょに海辺や森のなかを探検し、星空や夜の海を眺めたかけがえのない経験をもとに書かれた作品です。
もう、これを読んで撃ち抜かれました。
私が子どもの頃に感じていた、自然への愛や畏敬の念の大切さが、素晴らしい文章で綴られていました。
私は物心つく頃には、ずっと家の庭で遊ぶ子どもでした。
庭と言っても普通の一軒家の小さな庭です
盆栽や植物の大好きな祖父と父がコツコツ育てた木や草花がたくさんある私の大好きな場所。
そこに集まる虫や鳥や猫…
来る日も来る日も庭で遊び、そこから本当に色々な事を学びました。
諸行無常、食物連鎖や植物が子孫を残す仕組みや、気象現象など。
その時はただ、走り回り、寝転んで空を眺め、虫と(虫で)遊んでいたのですか、大人になってよく考えみると、人生の全てをそこから学んだような気がします。
嬉しい時も悲しい時も、私を送り出し、迎えてくれる場所。家もそうだけど、家は家族みんなが居て、家族みんなのもの。
庭は、私だけを丸ごと包みこんでくれる場所でした
私にとって、庭は母とイコール。
包み込んでもらえる安心感。
同じくらい大好きな場所でした。
話を『センス・オブ・ワンダー』に戻します。
レイチェルは文中で
「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、私たちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしも私が、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない“センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目をみはる感性”を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」
と記しています。
私はこれを読みながら
たんぽぽにはどうか
“センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目をみはる感性”
を授けてください。
私が、レイチェルになってたんぽぽを導きますから‼︎と。
私はたんぽぽが生まれたら、たんぽぽが"目にする、聞く、感じる"を一緒に感じ、一緒に育って行こう、私ももう一度人生を生きよう。
そう強く思ったんです。
たんぽぽと生きる事を私の仕事にしたい‼︎
これが、私が専業主婦になった訳です。
たんぽぽが産まれてから、
働きながら、保育園に子どもを預けて、普段は先生やお友達と楽しく過ごし、週末には一緒に公園や自然と触れ合う暮らし、、、
を考えとみたのですが、何かに熱中しているたんぽぽを飽きるまで遊ばせてあげられるのは私だけだと思いました。
集団生活では、そういう訳にはいかないですよね。
社会性は幼稚園に行き出してからで十分だと思ったんです。
私基準の当たり前のしつけ(早寝早起き、ありがとう)と、次々に面白い発見と遊びに目をキラキラさせているたんぽぽを見守り続ける事。
それが私のやりたい仕事となったのでした。
レイチェルは記しています。
「子どもと一緒に自然を探検することは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。」
たんぽぽと毎日、家の前の公園で過ごした日々が懐かしく愛おしい
今日この頃です。
それでは、
皆さん、ご機嫌な一日を。
ポテ