待ってたよ。
花が咲いてから
そろそろかな？
そろそろじゃない？
と
職場でも毎年
ワクワクしてた。
空振り一回。
そして昨日。
初物を、お迎え。
何だか
迎え火のように
仕事帰りに
小雨の中自転車で
実家にも届けた。
もう、売ってたの？？
と
父も母も嬉しそう。
交換に
桃とバナナをくれた。
名前の一部に
梨、の字を使う予定で
申請をしたら、
虫がつくから
と、却下されたのだと
父が話していた。
因果関係は
わからないけれど、
梨が子供の頃から好きで、
夏といえば梨！
の実家であった。
職場の近くに
梨園があるのも
嬉しい巡り合わせ。
梨も
呼んでくれたかのように
スムーズに買うことができた。
やや小ぶりの
訳あり品。
農園でしか会えない。
我が家のベランダでは
種から育ったアサガオが
毎朝目を楽しませてくれているが、
味わうことのできる実を
育てるのは、大変だ。
ネットで覆って
雑草を刈って
栄養にも気を配って。。
傍らで
その様子を感じていたから
赤子が生まれたかのように
嬉しかった。
今は冷蔵庫で
食べ時を待っている。
田んぼでは
稲穂が段々と
頭を垂れはじめてる。
どうか無事に
実りの時を
迎えてくれますように。
