保護猫まみの今(2) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

口から飛び出た肉片から血を点々と床に落としながらも

空腹になるとキッチンに立つ私に

「お腹が空いた・・・」と独特の声で呼びかける「まみ」

(2025年8月31日ブログ掲載済み)

触ることが出来ない家庭内野良「まみ」を病院へ連れて行くために

病院から鎮静剤をもらっていたが使用を先延ばしにしている間に

数日前から少しずつ食欲が落ちてきたため

2025年9月30日

ボラ仲間の協力を得て急ぎ洗濯ネットで捕まえて病院へ

病院では洗濯ネットの中の「まみ」の様子から

少量の麻酔薬で眠らせ抵抗を鎮め

先ず ガチガチに固まった毛の塊を削ぎ落として

シャンプーで毛並みを整え

長く伸びた爪も切り外側の対応を終えてから

いよいよ口から飛び出た肉の塊に手をつけ始めました

やはり腫瘍と判断され口腔内にも広がっていて

獣医が思わず「これは痛い!」と告げながら

飛び出た部分を切除ではなく糸で縛って血液の流れを止めて

自然に腐り落ちる方式での処置となりました

 

縛った腫瘍が腐って落ちるまで「まみ」は生きているだろうか?

 

次に行った血液検査結果はエイズ・白血病は陰性でしたが

深刻な腎不全が進行し貧血と脱水が酷く

栄養剤を混ぜた補液を注射してやれることを全て済ませて

麻酔を覚ます注射で覚醒させました

今朝もキッチンに立つ私に習慣で姿を現したが

置いてあげた餌(スープ)を口にすることもなく

ベランダ越しに庭をしばらく眺め

大好きなオスの「恭平くん」の身体に少しだけスリスリしてから

寝場所に戻っていく「まみ」の後ろ姿を目で追いました

 

17年近い付き合いでまみへの思いがしっかり根を張り

遠くはない「サヨナラ」が迫った今

言葉にはならない思いが渦巻いてきます

 

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