高齢飼育者が歩けなくなり猫の世話が出来ない・・・
2022年2月12日午後
ボラ仲間の紹介で不動産屋から相談のお電話
「猫の引き取りは出来ません」とまず釘を刺し
介護スタッフが入っているであろうから
早めの「飼育者募集」で次の飼育者に繋げる協力は可能と
軽い気持ちで飼育者が住むアパートへ
その不動産屋さんと一緒に出向いた
ところが部屋は飼育者の姿どころか
一切合切何もない伽藍堂!
そこに・・・押入れの奥に残され縮こまっている一頭の猫と
ウンチで汚れたトイレとキャリーゲージのみ
餌を置きながら不動産屋に問うと
次の借り手への配慮なのか?
鈍いながらも
当初の話から全く違う事実が次第に明らかにされる
ポストに新聞が積み上がり
飼育者の異変に気付き警察立会いで・・・云々
1月10日に亡くなられていた!
既に亡くなっていらしたのか?
その後病院に収容されてから亡くなられたのか?
猫は独りどれだけの期間ここに置かれていたのか?
部屋の引き渡しが迫り
猫を置いておく猶予がない状況に
この先この子をどうする?
後に引けない所に私は追い込まれていた
窓はカーテンもなく身体を温める敷物一枚すらなく
せめて暖かな寝床だけでも・・・と鍵を預かった
この事態をボランティア仲間に相談すると
忙し過ぎる日々で引き取りを躊躇う私の背中を押し
車で一緒に夜アパートに向かってくれた
ー つづく ー