多頭飼育の果てに(1) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

猫たちを置き去りにして家を出てしまった多頭飼育者の

実妹さんから12月11日突然のお電話が・・・

12月15日に解体が予定されている多頭飼育宅に

残されている2頭の捕獲の依頼でした

 

今から丁度10年前

台東区在住のボランティアお二人とコラボで行った

西浅草カッパ橋7町会合同での「地域猫活動」

TNRを頑なに拒む多頭飼育者に

町会長や実妹さんによる説得も効果なく

繁殖の蛇口を塞ぐ事が出来ずに周辺80頭を超えるTNRが終了

結果・・・ボランティアのお一人が根気と忍耐で

その後何年にも渡り多頭飼育宅から産み出される

野良猫予備軍へのTNRが続けられた

解体までの猶予は3日間

予定していた約束や相談事を延期して

早速捕獲器持参で多頭飼育宅に伺い

軋んで開かない玄関ドアーを

近くの工事現場の方にこじ開けて頂き建物内に入ってみると

物・物・物が散乱し足の踏み場もなく

捕獲器設置のためのスペース確保に

玄関にうず高く積み上げられた物をどかし始めると

何事か?・・・と驚いた猫たちは姿を消してしまった

    ー つづく ー