マミ、終の住処にようこそ! | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

御年16歳の野良猫マミ

2018年10月18日

「終の住処」我が家にやってきました

2003年晩秋

我が家の庭で遊ぶ

生後3−4ケ月のマミを見かけ

当初は餌やりはなかったものの

15年に及ぶ

長い付き合いが始まりました

しばらく経って

離乳時期の仔猫5頭を連れ歩いている!

うわァ〜大変!

マミの避妊に始まり

時期を見て

全員メス!5頭の避妊

助成金制度もなく

手術費用総額約20万円

「私の老後はどうなるんだろう!」

不安に思いながらの捕獲でした

 ー マミの娘「リロ」さすが親子そっくりです。 ー

マミの娘たち5頭の内、

2004年冬

交通事故で動けない身体に雪がうっすら・・・

凍死しちゃう!

「リロ」と名付けて保護から14年

今、少しばっか・・・ボケ?が進行中?

 ー 公園内、マミがいた場所。

      今は伐採され姿を消した大木たち 

      時に木陰をくれた優しい関係でした。ー

2018年秋口から

マミがいた隅田公園の大改造が動き出しました

公園工事現場

高い鉄板で塞がれ

クレーン車や運搬用車両

そして工事人

伐採する大きな音などなど

行き場を失ったマミは・・・オロオロ・ドキドキ

 ー マミと共にいつも慣れ親しんだ巨木たち ー

 ー この楠の根元には大きな洞窟のような穴があり、

   今な亡き猫たちもこの中で雨・雪・寒さを

   避けながら、餌を待つ姿がありました。 ー   

身体を低くしながら

警戒心剥き出しで餌を食べにくるマミ

 

保護・・・その時が来た!

2−3年前からその時期を見計らっていた

「クワトロの会」が手を挙げました

 ー マミが公園から移り住んだらしい場所

   ボランティア仲間二人が大声をあげながら

            探し出してくれました ー

10月15日以来

大食いのマミが餌場に姿を見せなくなり

ボランティア仲間たちも身を案じ

名を呼びながら

探し求めて3日目

 ー マミがいつもいた場所から信号を渡った

   東武鉄道高架下工事現場でマミは保護されました ー

10月18日

仲間二人が

工事現場の柵を乗り越えて

「今、マミちゃん保護しました!」

リロを除いて

娘たち4頭は若くして亡くなりましたが

ボランティア仲間たちの温かな想いが

マミの「いのち」を繋いできた・・・と言っても

過言ではありません

 ー マミをはじめ多くの野良猫がいた隅田公園、

    時代と共にその景観も変わりつつあります。 ー

 

16歳でようやく野良を卒業

これからの余生

のんびり暮らしま〜す