野良猫に関わる要望書 3 / 3 | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

前回・前々回に引き続き

ブログ掲載中「要望書」

今回は3つ目の要望として・・・

 

      (左)健介・(右)貫太郎

ー 同じ公園の仲良し野良仲間だった2頭

 貫太郎は茂みで倒れているところを・・

 健介は交通事故で複雑骨折、治療後・・

 一年振りで再会、仲の良い関係を取り戻しました!

 貫太郎改め小太郎は

 現在、里親様宅で超甘ったれな「おっさん」に

 健介は我が家で気ままな暮らしを続けています ー

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(3)餌やり行為への理解と地域猫活動普及

   誠実な餌やり行為は多大な餌代と労力・手術費用など

   大きな負担を背負いつつ頭数を減らし、糞尿被害減少

   に貢献しています。

   こうした活動を理解いただき、餌やり行為への理解と

   共に地域猫活動普及の為、下記のことを要望します。

 

 * 「餌やり禁止」ポスターは対立を煽り、「地域猫活動」

   普及への足枷となります。

   「マナーある餌やり」などマナー向上を求める内容に

   変えて下さい。

 * 餌やり行為への理解を深めていただくためのポスター

   等広報をお願いします。

 * 地域自治体に「地域猫活動」を積極的に働きかけて下

   さい。

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猫が嫌い・・・と目を背ける

猫が好き・・・と目を向ける

好きだからこそ見える野良猫たちの厳しい日々に

餌やり行為が始まります

多くの餌やりの方々は

餌やり行為が好きでも、趣味でもありません

出来ることなら「止めたい」と思っています

しかし

ジッと餌を待つ一頭一頭の顔が見えるから

「止められない」のです

 

誠実な餌やり行為「頭数を減らす餌やり」は

多大な手術費用負担のもと繁殖を抑え

頭数と共に糞尿被害も減らしています

その結果は

地域の人々も共有しています

 

糞尿等の被害を受けている方々が被害者?

餌やりの方々が全てを背負う問題?

 

猫が嫌い・好き・・・これは嗜好です

対立した関係から

そして

餌やり個人の問題から

地域の環境問題として

「清潔で住み良い街を目指す・・・」

 

「被害者」vs「猫の餌やり」

両者の枠を取り払い

相互協力のもと

野良猫問題に関わる

そんな関係が常識となるよう

行政にも対応策を

要望書で求めています