保護猫譲渡に思うこと | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

「飼い主のいない猫」への

避妊去勢に動く中

保護せざるを得ない

成猫や仔猫たちとの出会い








ボランティアにとって

ペットとして

自宅に引き取ることには

限界もあり

次なる保護への足かせにも









そこで

里親募集を行い

良いご縁を得て

里親さまに飼育をお願いする

「橋渡し役」を担うことに








「飼い主のいない猫」は

責任を持つ人がいない故

平均寿命は4-5年とも言われ

生きている環境は厳しいものです。

やっと保護しても

亡くなってしまう子や

事故や病気で

入院を余儀なくされる子

また、ウイルス感染などなど

保護活動は

様々な問題に直面することも。









里親希望が多い仔猫は

かわいい!

そんな「旬」の期間は短く

良き出会いを急がなければ

自宅保護になり兼ねません。








また

成猫や年寄り猫など

譲渡の可能性が

低い猫たちを

1頭

また一頭と

自宅に抱え込む

リスクを受止め

動く保護活動は

その費用負担と合わせて

時に自分のことは二の次

決して楽なことではありません。








こうした子たちを

お引受けくださる里親様たち

その存在は

ボランティアにとっては

「有難い」の一言です。








募集に動く中で感じることは

当然のことですが

ボランティアにとっては

「保護猫」

里親様にとっては

「ペット」

同じ猫を間にして

想いは違います。








しかし

保護猫譲渡は

保護活動の一環であり

ペットショップでの

利益目的の

「販売」とは全く違うものです。


感染症や

時に虐待で足を切断されていたり

心に傷を負っている子など

まさに

温かな家庭を必要としている子たちも

譲渡希望に含まれます。

健康で毛艶が良い

そんな子たちばかりではないのです。








ボランティアの方々が置かれている

こうした状況や

保護活動延長線上の

里親募集であることを

ご理解いただき

譲受協力をしていただければ

本当にありがたいですね。