レッチリ味
ア「それにしても、油そばが食べたかった。」
へ「食べればよかったじゃないか。どうして我慢したんだ。」
ア「売ってなかったからさ。食べ物の値段も上がってるし、食べたくても我慢が必要な時代なのかもしれな」
へ「まあお前のような庶民にはそうかもな。」
ア「油そばがないなら、かきあげを食べたかった。でもかきあげってなかなか買えないよね。蕎麦屋で注文」
へ「まあ家にてんぷら上げ専門の家政婦でもいれば解決する問題だがな。」
ア「そんな細かい家政婦雇う余裕のある奴がどれだけいるっていうんだよ。あとはカップヌードルのチリペッパ」
へ「豚のような生活ばかりしてるからそんな食べ物にばかり固執するんだ。」
ア「最後まで喋らせてくれねえかな。お前、俺の話のコシ折りすぎだろ。俺、ヘルニアになるぞ。」
へ「ふん。ヘルニアとヘルシアは言葉が似てるが全然違うものだな。」
ア「カップヌードルのクラムチャウダー味とかレッチリ味だかなんだか知らないけど最近惹かれるよ。我慢」
へ「それなら我慢せずに食べればいいのに、お前のような貧乏人は我慢せざるを得ないんだな。」
ア「欲しいもの何でも求めてたらキリがないしな、今は。でもあの味をプロデュースした人には脱帽」
へ「私は食べるより脱毛がしたいな。それと、レッチリ味というのはないと思うぞ。」
ア「一度見たら内容を汲み取って味わえる訓練をしようと思うんだ。だから企画だけ見て味わうよ。」
へ「何を言ってるかわからん。全く庶民の考えは解せん。」
ア「一度味わったものにも執着しないで、思い出すことに集中するよ。これでインプット枠が増えると思うん」
へ「まあ、それがお前が豚ランクから抜け出す為の第一歩かもな。」
ア「あのさ、さっきからウザイんだけど、君、誰?」
へ「ヘンリー・デュッフェル8世様だ。民間人だ。」
ア「あっそ。俺、アキラ。アとへが喋ってて左端を縦に読むとアヘアへって仕組みが出来上がったね。」
へ「下らん奴の考えることだな。まったくいい加減にして欲しいものだ。やめさせてもらうわ。」