ちょっと真面目にお酒の話でもしてみようと思います。
お酒には醸造酒と蒸留酒があります。
醸造酒はビール、ワイン。日本酒など。
蒸留酒は焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジンやウォッカなどのスピリッツ、リキュールなど。
醸造酒は酵母で発酵させて作っているので、生きている飲み物と言えます。
醸造酒のアルコール度数が低いのは、酵母が発酵でアルコールに変える限界があるからです。
ビールや日本酒は時間が経つと劣化するので、出来たらすぐに瓶詰して早めに飲まなければい
けません。
ではワインは何故時間が経っても腐らないのか?
ワインは木の樽で寝かしていますので、熟成という工程が始まります。
それは瓶詰しても酵母は生きているので熟成は続きます。
最近の若くて安いワインはスクリューキャップに変わってきていますが、良いワインがコルク栓な
のはコルクを通じて息をしているからです。
よく古いワインの底に小さな塊が沈んでいるのは澱と呼ばれるもので、時間が経つと成分が凝固
して底に沈殿してしまうのです。
では蒸留酒の場合はどうでしょう。
蒸留酒も酵母で発酵させるまでは同じです。
その後蒸留器にかけて不純物を取り除いてしまうのです。
蒸留器にかけるとアルコール度数が一気に上がります。
ホワイトスピリッツと言われているものは蒸留したものをそのまま瓶詰にします。
でもそのままではアルコール度数が高いので加水して度数を下げてから瓶詰めします。
ウイスキーなどの色がついているお酒は、蒸留器から木の樽へ移し替えて寝かします。
その樽によって風味も変わりますし、寝かした年月によっても変わってきます。
その後瓶詰されるのですが、蒸留酒の場合酵母はいませんので瓶の中で熟成はしません。
ただ面白いことに、全く同じ銘柄のボトルでも長い年月経ったものと比較的新しいボトルでは全然
味が違います。
それは何故かというと、長い年月をかけてお酒の分子レベルで変化が起きてまろやかな味をもた
らすからです。
出来たばかりのお酒は分子の間では結合がしっかり出来上がっているので角が立っている様に
に感じるのです。
なので、オールドボトルに魅力を感じる酒好きが多いのです。