State In Figures -10ページ目

State In Figures

written by 4 Σ α - murmur -



君の儚い瞳が

今も焼き付いている


羽ばたけない鳥たち

何も守れぬこの両手に似て


強がることさえ出来ず

演じ続けていた羽だろう


君の優しい声を

未だに疑えないから


さよならの呪文が

行き場なくしてさまよっている


知らないから

踏み出せる一歩


知っているから

踏み出せない一歩




笑顔をつくっても

心はずっと泣いたまま


日はまた暮れるだけ





回り 回り 変わる世界

遠く 君が 迷っている


幸福を科学したような ありきたりの理論

それで解が出るなら 何も怖くはないのさ


伝えられない想いは 砂に埋めて

白夜に明けていく 彼方へ散ろう


今も 明日も 孤独は泣いている

遠く 雲が 千切れ離れていく





ああ、ごちゃまぜだ


くすんだ硝子みたい 僕らは



ただ前に進むだけ


それだけが何よりも悲しくて



作りたくない笑顔だって


昨日咲いた向日葵に劣らぬよう


必死になって涙を流してんだ



二色で描いた世界に逃げ込めば


きっと知らない雨も知るだろう



鋭角に切り取った


都合のいい言い訳なんて


機械になれないから


きっと演算できずに宙に踊って




緩んだ頬に 何通りかの真実はあるかい?


僕らはもうくしゃくしゃだ






サラサラと 流れていく雪解けに

刹那に想いは溶けていった


水面に映した夕暮れに

嫌いな顔を隠して


孤独な月が空に唄う

君の知らない僕の季節が

雨の中で終わりを告げた


ユラユラと 変わらないのは現実だけで

儚さ抱いて僕は笑った


全てを隠して

僕は笑った