(これは、本日2022年11月20日に書き下ろした詩です。)

 

 

 

   『ロダン』

 

 

君のことを考えているときが

一番 僕らしいと今夜は思う

 

毎日の暮らしの場面場面で

君はどうしてるかと ふと考える

 

まるで人生の終わりで

慌てて取り返すように

個人的な夢を 深呼吸 追いかける

 

それには根拠がなくて

筋も通らない

無計画で無謀な

小犬の吠え声さ

 

僕のこの心は ただ意味もなく

君の笑顔のそばに フウッと飛んでゆく

君のことが恋しくて 方法も分からず

独り言をつぶやき 繰り返すだけ

 

僕にとって君は 一番懐かしい

故郷さ

生まれる前から知ってる

安らぎさ

 

離れても また 帰ってく

たった一つの居場所なんだよ

 

 

 

 

 

 

 

著者・霧島葵(50歳)

著作年月日・2022年11月20日

(C)Aoi Kirishima.