この日は3日目、天気は午前中晴れで気温は23度くらい、午後から雷を伴う雨になり気温も急激に下がった

朝食は昨日ペニーレインで買ったパンをホテルの部屋で食べて済ませた





この日の予定は一日中那須観光、ホテルを8時過ぎに出発、最初の目的地は道の駅「明治の森・黒磯」、8時半からオープンしている
ここは道の駅だけでなく、お花畑「ハンナガーデン」や芝生広場、旧青木家那須別邸がある

現地に到着してまず、ハンナガーデンと芝生広場を歩いてみた、花が植えてあるのにハナガーデンではなくハンナガーデンとは? 今回は菜の花が植えてあったがもうほとんど枯れていた、天気が良かったのでゆっくりと散歩できた

その後道の駅に、ここは2024年にリニューアルした、外観、内装とも洒落た感じの建物になっていた

道の駅「明治の森・黒磯」がある青木地区は特に酪農が盛んな地域、乳製品やそこから生まれる加工品を多く販売していた

ここでは那須定番のお土産「御用邸の月」を買った

次に旧青木家那須別邸に行ってみた、旧青⽊家那須別邸は長州出身でドイツ公使や外務⼤⾂等を務め、青木地区に⻘⽊農場を開設した⻘⽊周蔵(1844-1914)の那須別邸として明治21年(1888)に建築された、設計者はドイツで建築学を学び、七⼗七銀⾏本店や台湾鉄道ホテル等の設計をした松ヶ崎萬⻑(つむなが)、平成元年(1989)に栃⽊県に寄贈され、平成10年3⽉に元の位置から南東側約50メートルに移転されての復元・改修を経て、道の駅「明治の森・⿊磯」の⼀施設として⼀般開放されたもの、平成11年(1999)12⽉に国の重要⽂化財に指定された

那須地域の開拓には青木の他にも山縣有朋、松方正義、大山巌、乃木希典らの明治の元勲たちも行い、それぞれの別邸がこの地域にあるそうだ

受付でチケットを買って、順番に見て回った、明治時代に建てられた洋風建築の家らしい高い天井が印象的だった、邸内には青木周蔵の年表や業績、特にこの地区の開拓に貢献したことなどが説明されていた

邸内にはグランドピアノがあり、これは周蔵の孫の青木重雄氏の夫人でピアニストとしても活躍した青木和子さんがドイツに留学していた際、現地で購入したもの

青木周蔵はドイツ貴族の娘エリザベート・フォン・ラーデと結婚し、2人の間の一人娘ハンナ(花子)はドイツ貴族に嫁いだ、ハンナガーデンというのはこのハンナ(花子)に因んででつけられた名称なのだろう、なるほどだ

この付近には青木という名がついた地名、交差点、神社、斎場、小学校などがあったが、⻘⽊周蔵に因んでつけたのでしょうね、特に小学校は明治37年に青木周蔵が農場の入植者の子弟教育のために創立したものだ、すごいものだ

帰京後、青木周蔵のこんな本があるのに偶然気づいた






さて、このあとはすぐ近くのカフェDAILY COFFEE STOREに行ってみた、店のインスタを見ると「日常に"小さな非日常"をひとりでもゆっくり過ごせる14席のカフェ」とある、オペレーションは若い人たちがやっているようだ、こういうコンセプトのカフェが最近増えているように感じる、良いことだと思う

外から大きな窓を通して内部の様子もよくわかるが、店内に入ってみると非常に凝った内装だった、若い人のセンスの良さを感じる、シンプルだけど洒落ている、白を基調としたデザインが斬新な感じを出している、照明にも工夫が見られる

珈琲とドーナッツをたのんだ、駐車場に停まっている車のナンバーを見ると地元の人の方が多い、観光客目当てのカフェと言うのではなく、地元に愛される店を目指しているのだろうなと思った

珈琲は苦め、ドーナッツの甘さとよくマッチしていた
最近、ゴルフの帰りに寄る地方のカフェなどに若い人たちが多く従事しているのを見る、従来地方には仕事がなく、しきたりがうるさく、干渉が多いため、若者は都会に出て行ったけど、人手不足の解消のために、意欲のある若者がやる新しいビジネスの補助をして若者を呼び寄せているのでしょう、良いことだと思う、外国人を入れる前に日本人の若者にもっとチャンスを与えれば、彼らの創意工夫で地方が活性化するでしょう、地方の年寄りには「口は出さず、金を出してくれ、若者にまかせろ」と言いたい





さて、この次は車で30分くらい走って黒磯駅前にある「那須塩原市図書館 みるる」に行ってみた、この図書館がたいへんユニークなものだから一度見たいと思った

隣の市営駐車場に車を停めて中に入る、案内係の人に写真撮影がOKか聞くと、利用者がはっきりと識別できなければOKとのこと
この図書館は、黒磯の地域活性化を目指した都市再生整備計画事業の一環として建設されたもの、図書館を中心にホール・ギャラリー・カフェなどの機能を持つ市民のための交流拠点となっている

設計はコンペで募集し、選ばれたのが偶然、那須塩原市出身の建築家 伊藤麻理さんだった、2020年の3月に完成し、同年9月にオープンした
中に入ってみるとデザインがたいへんユニークで、実に広々した空間となっており、そこに一定の分類で本棚が設置されている、木を存分に使った暖かみのある雰囲気、外光を多く取り入れ、開放感も感じる、ゆっくり読む椅子や机、スペースも十分ある

カフェもあるので、珈琲などを飲みながら閲覧できるのは素晴らしい、今まで欧州の図書館をいくつか見てきたけど、ここは欧州とは違った日本独特の雰囲気があり、素晴らしい
何となく書店のような感じもする、これが現代のトレンドなのでしょう、Kindleなどでは決して味わえない紙の本ならではの楽しさを存分に味わえる場所だと思った





さあ、ここで午前中は終わり、車で那須中心部に戻ろうと那珂川沿いの那須街道を走ると、しばらく松林が続き、これが実に素晴らしい景色であった
中心部に戻ると11時ちょっとすぎ、早めのランチを取ろうと11時開店の「茶屋 卯三郎」に行くと既に駐車場は満車、開店直後なのにもう待ち行列ができている、すぐに諦め、那須街道沿いの「那須高原バル」という店に入ってみた、こちらは行列どころか最初に入ったのが我々だった
ここはステーキやスパゲッティ、ピザ、とんかつなどを食べさせる店で、嫁さんはハンバーグ定食を私はカルボナーラをたのんだ

料理が出てくるまでにしばらくかかったが、提供された料理を食べてみると実に美味しかった、時間がかかったのは手抜きをしない作り方をしているからだと思った、ハンバーグは肉汁が充満してパンパンに膨れていたし、私のカルボナーラも麺は生パスタで、味は玉子とニンニクがよく効いていて美味しいものだった

偶然で選んだ店だけど、良い店だった、ネットの評判のみで選んでいてはダメだと思った
店にいる間に空模様が怪しくなり、雨が降ってきた、大きな雷の音も聞こえて、予報通り天気が崩れてきた、初日に茶臼岳や殺生岩、八幡つつじ南群落などに行くことにしたのは正解だったし、この日がゴルフでなかったのはラッキーだ





次は、同じ街道沿いの「お菓子の城 那須ハートランド」に立ち寄った、こちらは人気のお菓子「御用邸の月」などを作っている工場兼販売店だ、店内から製造工程が見学でき、2階には大きなレストランもある、ツアーの団体客も多く来る店のようだ

お土産を買いたい人には良い店だと思った、店内には販売しているお菓子の味見ができるようになっているのがうれしい、我々は既に「御用邸の月」は購入済みなので、見ただけで終わった





さて、次は、雨が降っていても楽しめる屋内の「田川啓二美術館」に行くことにした、車で10分くらいで着いた

田川啓二氏は東京都出身の実業家、オートクチュールビーズ刺繍デザイナー、株式会社チリア代表取締役、公益財団法人黒栁徹子記念財団 代表理事、黒柳徹子のマネージャー、文化学園大学特任教授、全然知らなかった

田川啓二美術館は2023年4月開館、日本には刺繍に特化した美術館が無いに等しいことから、自ら私設美術館を作ることを決意し、中古物件を買い取り、改修の上、オープンしたそうだ

2002年2月に黒柳徹子の「徹子の部屋」に出演したことをきっかけに意気投合し、その後、黒柳から衣装のオーダーメイドを受けて制作したことから懇意になる、他の衣装のコーディネートやプロデュース、管理も担っている、2016年頃より黒柳の個人事務所のマネジメント業務を兼任しているが、あくまで副業、とウィキペディアには書いてある

館内は2階建てだが、それほど広くはない、写真撮影はOK、撮影してどんどんSNSなどで宣伝してほしいとなっていた、私も芸術家や芸術作品は、肖像権などと言わずに写真撮影OKにして、どんどんSNSで無料で宣伝してもらった方が良いと思う
展示されているのは田川氏の刺繍作品が中心だけど、陶磁器など他の芸術家の作品もあった

作品の中で印象に残ったのは刺繍で作ったモネやゴッホなどの有名画家の絵画の模写である、これには驚いた、実に精巧にできていた





さて、15時くらいになったので、カフェに入ってお茶にしようと思った、事前に調べた那須の人気カフェの一つ、「Nasu Shozo Café」に行ってみた、まだ雨が降っている、駐車場に行くとほぼ満車、「ゴールデンウィーク明けの平日なのに行列かよ」と思ったけど、広い駐車場だったので停めるスペースが少し残っていたのは良かった

中に入ると直ぐに座れた、入口近くではスコーンなどの販売もやっていた
ブレンドコーヒーを注文して、店内をゆっくり見渡す、本箱があり旅行の本などが置いてある、壁には絵画が掛けてある、窓の外には那須の森が見えて、緑がまぶしい、たいへんいい雰囲気だ、人気があるのもわかる

ケーキも食べたかったけど、少し食べ過ぎ状態になっているので我慢したが、こちらの珈琲はケーキと一緒に飲むことを前提に少し苦みが強くなっているようだ、店員さんたちのサービスは良かった

まわりのお客さんを見ると、いかにも観光客のような人たちが多いように見えた、我々が帰る時には待っている人がいたし、駐車場が空くのを待っている車もいた、平日で良かった





このあと、まだ少し時間があるので「GOOD NEWS NEIGHBORS」に行ってみた、ここは、那須の緑豊かな自然の中に広がる持続可能なまち「GOOD NEWS」の一部

手掛けているのは、看板商品「バターのいとこ」で有名な株式会社GOOD NEWS、「農業・福祉・観光」においての課題をさまざまなデザインによって解決することを目指して2022年にオープンした
「GOOD NEWS NEIGHBORS」は環境に配慮した事業に取り組む店舗が集まったショップエリアであり、アウトドアショップ、ロースタリーカフェから美容室まで、多様な店がある

傘を持ってくるのを忘れたため、駐車場から店に行く間に濡れてしまい、店にもあまり人が来ていなくて寂しそうだったので、さっと見学して終わりにした





その後、近くのオシャレな生活雑貨やアパレルも扱う店WhiteNoteに立ち寄った、どんなものが売っているのか興味があった

店は小さな建屋がポツンと1軒たっている中にあり、店内は広くないが混んでいた、メディアで取り上げられたのだろうか、若い人ばかりであった
食器や衣類などの生活用品を売っていた、毎日使う生活道具にこだわり、品ぞろえしている店、一つひとつが手になじむような暖かみを感じさせる品物ばかりだと思ったけど、見学しただけになった





さあ、この日はもう疲れたので、4時前だったけど、もうホテルに行こうと思った、雨も降っていたし、この日停まるホテルは明日ゴルフをする那須ちふり湖カントリー倶楽部併設のホテルである、ここから車で20分くらいだ、早めにチェックインしてゆっくりしたくなった、年だね
雨の中、ホテルに到着する、受付はゴルフ場のロビーと同じところ、ゴルフ場も含めて全体としては上品な感じ、このゴルフ場は鹿島建設が運営しているとは現地に行ってから知ったが、来ている客層も鹿島関係の人たちが多いのか、落ち着いた大人の雰囲気があった
部屋に入ると、窓からゴルフ場の周りの木々が見えて良い雰囲気、ソファーは一つだけだけど、ベッドは大きく、風呂場も広く、申し分ない

この日の夕食だけど、ホテルで取ることも可能であったけど、初めてのホテルだから食事のレベルがわからなかったので、外で食べることにした、Googleで探して、ホテルエピナール那須に入っている「和匠ダイニング 菜す乃」にした、行ってみると、すぐに座れたのはラッキーだった

この店は地元の食材を使った和食の店で、コース料理もあるけど、アラカルトで注文もできるので、メニューの中から嫁さんはとんかつを、私は那須三元豚炭火焼丼をたのんだ

いずれも美味しかった
このホテルエピナールはずいぶん大きなホテルで家族連れなどで賑わっていた、プールも大きなレストランもあり、土産物も売っており、団体や家族旅行で利用するにはいいホテルだと思った、駐車場にもけっこう他県ナンバーの車が停まっていた
食後はゴルフ場のホテルに帰り、大浴場でお風呂に入って疲れを癒した、ここのお風呂も温泉だった
3日目はこれで終わり