初めての……白杖…… | めざすぞ!四感王 〜視力は失っても残った四感をフル稼働、前向きな人生をめざす〜

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全盲の管理人が、ある時は身障者への偏見や誤った認識を指摘、またある時は日々の喜びや小さな気づきなど綴ります。皆さん前向きでいきましょう!!

視覚を失い5年余り。このタイミングで初めて白杖を買いました。


私は視覚障害者になると同時に自律神経の機能低下から血圧がコントロールできなくなり、さらに足の可動域も狭くなり、立ち上がったり歩いたりすることも難しくなってしまいました。


なので屋外の移動は基本介助用車いす。一般的な視覚障害者のように白杖片手にトントンやりながらリズミカルに歩くなんて考えたこともありませんでした。


それが昨年から始めたリハビリが少しずつ成果を見せ、ついにはタクシーと徒歩で簡単な通院ができるまでに回復しました。


そこで必要なのが、まだまだバランスの悪い身体を支える杖。リハビリ時はとりあえず家にあった登山用トレッキングポールを1本使い、バランスを保ちましたが、これが長すぎて腕が疲れてしまう。腕の疲労は肩を伝わり全身にも浸透しやすい。しかし、通院時に傘を杖代わりに使ったことで、普通の杖が欲しいと思うようになりました。腕を下に伸ばして持つと、ほとんど疲れないしすごく自然に歩けるんですよ。


最初は、登山用のT字タイプで長さが調整できるものを探すつもりでしたが、どうせならこれを機に白杖を持つのもありなんじゃないか?と思ったんですよね。


そうしたら、Amazonに長さも形もいい感じの白い杖を見つけたんですよ。




ただし、これは福祉用具でもなんでもない、ただのコスプレ用らしいんですが(笑)


ただ、これがなかなか使いやすくて。木製でしっかりしてるし、持ち手も大きめで私が掴んでも余裕がある。長さはだいたい腰の高さで持つ感じ。これなら杖をついていることが気にならないくらい楽チンです。なおかつ、色が白いので、私が視覚障害者だということも伝わるだろうな、と。


唯一の不満は、いわゆるただの棒なので飾りなどが取り付けにくいこと。自分の杖だと周知させるためのアクセサリーとかをつける穴やパーツが全くないんですよね。




ゆっくりチャームつけたかったのになぁ……(笑)



©️2024 Koichiro