
一昨年初めて訪れ、その中華そばの美味しさに感激。一発でお気に入りになった「中華そば きくたに」さん。
ところが、気づけば1年8ヶ月もご無沙汰になってしまいました。そう思ったら、無性に食べたくなってきたぞぉぉぉ。
ということで、今週は中華そばきくたにさんへ。「だしを味わう新中華そば」をコンセプトに掲げる、魚介と動物系を組み合わせた奥深いスープが評判のお店です。
到着し、まずは店外にある券売機で食券を購入。ここで一つ、記憶違いが発覚。券売機、現金不可だと記憶していましたが、とりあえず現在は現金もOKのようですね。
私はあらかじめ決めていた「中華そば+鮪ちらしセット」(1,220円)に「大盛」(150円)と「味玉」(150円)を追加。
最近は暑いせいか、ランチタイムを少し外せば人気ラーメン店でも軒並み空き気味。きくたにさんもすぐに入れました。
入口のビニールカーテンをかき分け、高めのスツールに着席。すでに節系スープと鮪のにおいを感じます。

大盛味玉中華そば、キターーー!! 食べる前から節系だしの香りがプンプンです。

ひと足遅れて、鮪ちらしも到着。鮪なんて久しぶりだよ。

ちなみに、同行ヘルパー・Kちゃんは「ワンタン麺+鮪ちらしセット」(1,460円)。次はオレもこれにしよっと。
それでは1年8ヶ月ぶりのきくたにさんの中華そば、いただきます。
まずはやはりスープから。……うん、うまい。魚介のだしは濃厚なのにドロドロしていない、複雑かつ上品なスープ。記憶の通りだ。
しかし、何か引っ掛かる。うまい。間違いなくうまい。でも、記憶の一杯とはどこか違う。鶏・豚の動物系スープに、鰹節・鯖節・うるめ節などを合わせた、旨味重視の醤油スープは同じはずなんだけど。自分でもよくわからないぞ。
しゃーない。ひとまずスープのことは置いといて、と。
自家製熟成麺はもちっとした食感。つるみもあり、このスープとの相性も抜群です。
こちらも記憶の中の麺よりも少々太かったかな。つけ麺の麺のよう。個人的には好きなタイプ。
チャーシューは低温で丁寧に仕上げられ、柔らかくジューシー。よく味の染み込んだ王道チャーシューという感じ。箸でしっかり掴めるけど、口に入れると簡単に崩れる柔らかさも完璧。
ここで気分転換に、鮪ちらしをいただいてみましょうか。
きくたにさんの中華そばによく合うということですが……おおっ、その前に単品のネギトロ丼としてうまい! 甘みがあり口当たりなめらかな中落ちの美味しさを、海苔、白胡麻、沢庵がより一層引き立てた贅沢なサイドメニューです。
そして確かに、このお店の中華そばとも合います。濃厚な節系スープの余韻が残る舌で味わう鮪は、さらに一段階旨みがアップしたかのよう。同じ魚介である節系だしがもう一つの調味料になったようでした。不思議な感覚です。
これはあらためて、特大サイズの丼でいただきたいくらいです。
再び箸を中華そばに戻し、残った麺、味玉、メンマなどをしっかり味わいます。
汗だくになりながら、最後はスープまでしっかり飲み干して完食。と思ったら、週明けには血液検査だ。やべー(苦笑)
ここできくたにさん初体験のKちゃんから「つけ麺を美味しく食べたような感じ」という感想。
つまり、上質な魚介系つけ麺のドロっとしたスープを最初からスープ割りでサラサラに薄め、そこに麺を入れた状態で食べたみたいだ、と。食べ進めてもスープが薄まったり温くなったりせず、最後まで美味しいつけ麺を食べている感覚だったそうです。なんとなくわかる気がする。
ご馳走様でした。

オーナーはてっきり「菊谷さん」だとばかり思っていたら、まさかの「聞谷さん」でした。
さて、帰宅後のこと。不意にスープに感じた違和感の正体がわかりました。
あれ? 中華そばきくたにさんのスープ、上品かつ繊細、それでいて濃厚な煮干しスープじゃなかったっけ!?
今の今まで、1年8ヶ月前にここでいただいたのは、最上級に美味しい煮干しラーメンだと思ってたヨォぉぉ!
中華そばきくたにさん、煮干しラーメンがうまい店ってあちこちで言いまくっちゃったよぉぉぉ!
どちらかというと鰹節でしたね。……すみませんでした(笑)
多分、当時の私の舌がおかしかったんでしょうね。まぁ、あの時は長い闘病生活明け、6年ぶりに本格的な外食を再開した直後でしたから、繊細なだしを煮干しだと思い込んでしまったのかもしれません。
つまり、何が言いたいのかというと……
「人の記憶は当てにならない」
ってこと。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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©️2026 Koichiro