開発「色々聞きたい事ありますがめぐみんもアクアさんも無事?みたいですね、あっ魔力分けた方が良いですかね?」
和真「いいよ。俺のを分けておくから、で聡もだけどあの子はお礼を」
和真さんがゆんゆんにお礼を言おうとすると
ゆんゆん「別に助けた訳ではないので、ライバルが蛙なんかにやられたりしたら私の立場がないし」
和真「ん?ライバル?」
開発「めぐみんと知り合いとは聞いてるのですがライバルは初耳です、改めて聞くけどゆんゆんはめぐみんとどういう?」
ゆんゆん「知り合い…と言いますか…」
何やら口籠もり始めた
ゆんゆん「久しぶりね。めぐみん!約束通り決着をつける為修行してきたわ、さあ勝負よ」
めぐみん「どちら様でしょう?」
ゆんゆん「え!?」
開発「絶対嘘じゃん」
ゆんゆん「私よ、私!紅魔の里の学園で一番で…」
めぐみん「今更何を初めて出会った時に名乗った筈、我は紅魔随一の使い手だと…」
開発「その粘液まみれだも説得力が」
めぐみん「何を」
開発「飛び散らさないで」
ジャイアントトードの粘液は結構臭う
ゆんゆん「ちょっと待ちなさいよ。ねえめぐみん本当に私の事忘れちゃったの!?」
ゆんゆんは涙を浮かべていた
ゆんゆん「ほら!テストでも何でも貴方に勝負を挑んだら対価が必要とか言って弁当を賭けるなら受けて立つとか言ってよく私のお弁当巻き上げてたじゃない」
和真「お前そんな事を」
開発(ゆんゆんって不憫な子なんだな)
アクア「ねえねえ、どうでもいいけど長引きそうなら私蛙を換金するからギルドに行くわね」
ゆんゆん「あっ」
アクア「聡にも分かるわね」
開発「どうも、でこっちの女性は?」
和真「それはこれまでの経緯を説明」
開発「なんか色々あったんですね」
セナ「貴方もこのや!!」
開発「それ以上は命を落としますよ」
僕はセナという女性の眼前に刀を突きつけた
和真「いつ抜いたんだ」
開発「もし敵になるというのであればお相手します。軍隊を連れてくる事をお勧めします」
冷徹な視線を送る
セナ「今日の自分はこれで…」
セナという女性は逃げ帰っていった
和真「お前凄えな」
アクアさんも街に換金しに戻っていった
開発「でゆんゆんはめぐみんの知り合いって聞いてるけど」
めぐみん「知りませんよ。大体名前も名乗らないなんておかしいじゃないですか、きっとこれは和真が言ってたお金を騙しとるオレオレ何とかです。関わってはいけません」
ゆんゆん「あーもうわかったわよ。我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!そしてやがては紅魔族の長になる者!」
めぐみん「とまあ、彼女はゆんゆん、紅魔族の族長の娘で私の自称ライバルです、聡は知ってたみたいですけど」
ゆんゆん「ちゃんと覚えてるじゃない」
和真「成程俺は此奴らの冒険者仲間和真です。宜しく!ゆんゆん」
ゆんゆん「聡さんもそうだけど私の名前聞いても笑ないんですか?」
開発「何というか名前だけで驚くのはもう慣れたし」
和真「世の中には「頭のおかしい爆裂娘」って通り名で呼ばれてる奴もいるんだ」
めぐみん「おいそれって私の事か」
ゆんゆん「成程良い仲間を見つけたわね。めぐみん」
開発「そろそろ場所を変えませんか?」
ゆんゆん「そうよ!こんな話に来たんじゃないわ!私は貴方と決着をつけに来たのよ!私はいずれ紅魔族の長になる者…貴方に勝つまではその椅子には座らないわ、その為にも上級魔法も習得してきたのよっ、さあ勝負なさい」
何やかんやでめぐみんとゆんゆんが勝負する事に
開発「にしても体術のみで勝負か…賞賛あるの?めぐみん」
ゆんゆん「ろくに体術の授業に出なかっためぐみんが、昼休みになるとこれ見逃しに私の前をちょろちょろして勝負を誘いお弁当を巻き上げてた貴方が」
開発「不憫な子」
和真「にしてもお前ロクでもなさすぎるだろ」
めぐみん「私だって家庭の事情で死活問題だったのです。自分から勝負を持ち掛けたらカツアゲみたいじゃないですか」
開発「それほぼカツアゲだと思うよ」
ゆんゆん「それでいいわ。そして勝負には対価が必要だって言うんでしょう?これでどうかしらっ。魔法使いなら誰もが欲しがる一級品のマナタイト」
開発「それ対価あってる??」
こうして始まり
ゆんゆん「うええ」
ゆんゆんが負けました。
ドロドロの粘液塗れのめぐみんがゆんゆんに抱きつき降参を促すと言う卑劣な手で勝利した
開発「なんかうちのアークウィザードが御免ね」
和真さんに宿まで送り届けてあげるよう言われた
ゆんゆん「聡さんは悪くないので助けて頂きましたし」
開発「着いたよ。ここなら安価で中々いい所だから」
ゆんゆん「有難うございます。お金まで」
開発「まあゆんゆんのお陰でクエストも捗ったからお礼だよ、暫くは街にいるの?」
ゆんゆん「はい、めぐみん倒すまでは」
開発「そっかなら何かあれば呼んでね」
その場をさり屋敷にも帰宅した
第二十三章 完