星を探しに 第5話 過去から未来へ続く光 | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

1時間後


開発「おい、お前ら」

蘭「起きませんね」

日菜「つぐちゃんは頑張ってたけど、やっぱり睡魔には勝てなかったか…」

開発「つぐみが寝たのはまだ許せる、けど」

俺はある人物が寝てる所に行き

開発「何でお前寝てんだよ!!この角女!!」

香澄「むおお」

俺は香澄の頬をむにょっとなる感じに両手で押し潰した

開発「あんな感動する事言っておいて」

蘭「やめなって聡」

開発「悪いつい」

蘭「どうしよう。そろそろ星を見に行くのに良い時間だけど」

日菜「ちょっと窓から見てみようか」

日菜先輩は窓を開ける

日菜「さーて、夜空はどんな風に笑ってるかなー♪どれどれ」

日菜先輩が窓から空を見上げる

日菜「わぁー凄ーい、来て来て」

開発「っ!!」

俺は絶句した

開発「これは…」

言葉を出そうとするも出せなかった

日菜「香澄ちゃん、つぐちゃん、こころちゃん!起きて起きてー」

香澄「うーん…もう食べられない」

開発「こんな時に」

俺は殴りたい衝動を必死に抑えた

日菜「起きて起きて!星、凄くよく見えるよ、あっ流れ星」

こころ「流れ星!」

蘭「やっと起きた」

つぐみ「うう…眠い」

蘭「つぐみ、ほら外見て。眠気覚めるから」

つぐみ「あ…星」

つぐみも目が覚めた

香澄「ん…むにゃ、どうしたの?皆?そんなに騒いで…?窓の外に何が…」

日菜「見て流星群だよ」

香澄「わぁ凄い」

開発「皆完全に目が覚めた所で外行きませんか?」

日菜「賛成」

俺達は外へと出ると

香澄「聡君凄いよ、空のどこ見ても星っ!!」

開発「凄い」

俺はその表現しか浮かばなかった

つぐみ「凄い」

蘭「本当だ。こんなに沢山の流れ星、初めて見た」

開発「ここじゃなきゃ見れない」

その場に居た全員が感動していた

日菜「前に本で読んだんだけど、今輝いて見えてる星の光って、何年も…うん、何百年、何千年も前の物何だって」

香澄「何千年…!?」

日菜「うん、そう。私達はその輝きを今、こうして見てるんだよ」

つぐみ「凄い…何だか不思議ですね」

こころ「素敵ね!あの星達からは、私達はどんな風に見えてるのかしら?」

香澄「星から見た私達、きっと凄ーく未来人ですよね?」

日菜「あははっ、確かにそうだね?おーい、我々は未来の人間だぞー!なんてね」

開発「独特な言い回しですけど嫌いじゃないです」

香澄「私達は過去の光を見てる…って言う事は、もしかしたら、私が星の鼓動を感じた日の輝きを、今、見てるかもしれないって事ですよね!?」

つぐみ「そうかも!もし見えてたら凄く素敵な事だね」

香澄「うん!なんか、凄く良い!過去から未来に繋がっているみたいで」

蘭「長い間、光続ける星…か。私達も、この星みたいに、自分達がここにいたって証、残して生きていけたらいいよね。何年も、何百年も消えない輝きを」

つぐみ「星みたいに何千年ってなると難しいかもしれないけど…でも、ちゃんと残るよ。私達の輝き」

蘭「そうだね。私達の歌で、私達の存在を残せるように頑張ろう」

香澄「じゃあ、何千年も輝き続ける位の最高の曲、作らなきゃ」

開発「って香澄いつの間にランダムスター持ってきた!?」

日菜「まさかここで弾いちゃう」

香澄「はい!今、最高に弾いちゃいたい気分です」

こころ「じゃあ一緒に歌いましょう!香澄、演奏お願いね」

香澄「まっかせてー」

開発「ダメに決まってるだろ!」

香澄「えーでもー」

開発「たく急に元気になりやがって」

蘭「夜はやめておきなって、今は、歌よりも…星を楽しもうよ」

つぐみ「そうだよ、折角の夜空何だから。ね?」

開発「抑星を見る事が本来の目的だろう」

香澄「そっか。そうだね。歌っちゃったら、星の鼓動聞こえないかもしれないもんね」

開発「こんな星空二度と拝めないかも知れないからな」

俺達はしばらく星を眺めた

第5話 過去から未来へ続く光 完