お花見当日
沙綾「おっはよー聡」
開発「あっ沙綾お早う」
沙綾「何その荷物」
開発「いや手ぶらで行くのもあれかなあって奮発しちゃった」
俺は駅前の◯ンタッキーでバレルを二つ買った
開発「沙綾は何持ってきたの?」
沙綾「私はうちのパン」
開発「それは楽しみ、モカとりみが話してるの聞いて気になってたんだよね」
沙綾「期待してていいよ」
開発「勿論」
沙綾「にしても聡今日仕事だったんじゃない?」
開発「そうだったんだけどあの後まりなさんに事情話したら」
回想
まりな「勿論OKだよ。ここで誘い断るとか有り得ないからね」
回想終了
開発「て二つ返事で承諾してくれたよ」
沙綾「まりなさんらしいね」
駅に向かっていると
沙綾「あれ?二人とも早いね!もしかして、有咲、楽しみ過ぎて早く来ちゃったとか?」
開発「有得そう」
有咲「はあ!?べ、別にそんなんじゃねーし!待ち合わせの時間よりも早めに着いとくのなんか常識だろ?」
沙綾「はいはい、そーだね?」
開発「沙綾楽しそうだね」
沙綾「面白くって」
イヴ「お早う御座います!良い天気になってよかったですね、有咲さん、眉間に皺が寄っています!大丈夫ですか?もしかして気分が悪いとか?」
有咲「いえ…別に、そういう訳では…お気遣い有難うございます…おほほほ」
開発(誤魔化し方下手!!)
イヴ「それならよかったです。それにしても、有咲さんはとてもお淑やかですし」
開発(騙されないでイヴ!其奴猫被ってるから)
イヴ「大和撫子を絵に描いた様な方ですよね。桜が似合います」
りみ「うんそうだね」
開発(りみ笑そうになってるし)
香澄「ごめーん遅れちゃったー」
有咲「香澄!お前」
イヴ「お前?有咲、さん?」
有咲「おまっ…おま…おま、んじゅう…持ってきてくれた…かしら?」
開発(方向修正無理くりすぎんだろ)
香澄「お饅頭?そ、そんな約束したっけ?お饅頭はないけど、お菓子は沢山持ってきたよ!」
有咲「そうでしたか。有難うございます。おほほ」
開発「もう崩壊始まってるじゃん」
沙綾「時間の問題だね」
香澄「有咲、何か変だね?ま、いっか。まだこれだけ?他の皆は?」
りみ「皆はお花見で食べる料理作ってて、ちょっと遅れてるみたい。私も今来た所だから。香澄ちゃんは何の料理作ってきたの?」
香澄「私はお菓子を沢山持ってきた!料理は、そんなに得意じゃないから、これで許して欲しいな。えへへ」
開発「俺も買ってきた」
りみ「いっぱい買ったね」
開発「つい買いすぎた」
たえ「あ、皆もういる」
香澄「おたえお早う」
たえ「あっこの匂い!?聡センスいいねえ」
開発「お褒めの言葉どうも」
たえ「途中で、この人達とも一緒になった」
はぐみ「皆、お待たせー!じゃーん!はぐみとみーくんも一緒です」
美咲「お早う御座います」
開発「美咲は通常運転だね」
美咲「まあそりゃそうだよ、私は普通に」
開発「これで全員だね。んじゃこころ宅に行きますか」
数分後
香澄「私、もうここでお花見したーい」
開発「辛抱ゼロ!!」
香澄「ねえ今すぐ始めよー」
開発「いや無理だから、我慢しろ」
はぐみ「いやいや。かーくん。こころんのお家はきっとこんなもんじゃないよ」
開発「今でも中々凄いけど」
香澄「そんな事、有得るの?」
はぐみ「まあまあ、楽しみにしててよ」
更に数分後
香澄「…ねえ、はぐ?こころんのお家ってまだなの?さっきから、ずっと長ーい塀沿いに歩いてるだけで…段々私、眠くなって…」
開発「いやいやこの場面で何で眠くなるの!?」
香澄「おんぶしてー」
開発「無茶言うな両手塞がってるっての」
はぐみ「はい!皆さん、お待ちかね!やっと到着しましたー!ここが、こころんのお家でーす」
開発「はぐみ?幾らなんでも」
有咲「ここってかなり有名な豪邸じゃ…」
沙綾「ねえ、聡、こころの苗字って、弦巻だよね?」
開発「確か…」
りみ「表札…『弦巻』って書いてある」
弦巻は財閥の名前である
はぐみ「だから〜、さっきからそう言ってるじゃん!ここが、こころん家だよ」
開発「ははは驚き過ぎて言葉が出ない」
沙綾「私も…」
こころ「皆、よく来てくれたわね!どうぞ、入って頂戴」
弦巻家
こころの案内で中へ通された
香澄「これって…夢?ひょっとして私、眠すぎて夢、見てるのかな?目の前が…全部ピンク、何だけど」
開発「多分ねー自身はないけどね」
香澄「ちょっとほっぺた貸して」
開発「いててて」
香澄「あっやっぱり夢じゃないんだ」
開発「ひゃめろ香澄」
香澄「聡君肌すべすべ」
開発「良い加減にしろー」
両手が塞がってるので香澄の頭にヘッドバットを叩き込んだ
香澄「いたーい酷い」
こころ「皆、どうぞ自由にして!走り回るもよし、寝転がるもよし、バク転するもよし!ここでは全てが自由よ、彼方のテニスコートでは、後でバドミントン大会を開催するわ!楽しみにしててね」
開発「いやテニスコートでバドミントンとバク転とか」
沙綾「聡ーツッコミが追いついてないよー」
開発「情報が多すぎる」
たえ「向こうに噴水がある」
イヴ「こんなに大きい家は、フィンランドにも滅多にないですよ」
有咲「つーか、ここどこだよ!?有得ねーだろ!?普通、有得ねえ」
有咲はハッとした顔になった
こころ「それじゃあ、皆!用意をお願いするわ」
すると屋敷から黒服の女性達が複数人出てきた
開発「何が始まるんだ」
沙綾「お花見だよ、多分」
第2話 弦巻家探訪