有咲「なあ、香澄…そろそろ帰ろうって。何時迄もこんな変わった奴等と一緒にいたら、私まで変な目で見られるだろ」
有咲小声で香澄話していた
香澄「えーそんなぁ〜!?折角皆、集まったのに…」
開発「取敢えず此の儘いても何もないからな」
有咲の意見に賛成した
香澄「そうだ」
開&有「嫌な予感」
香澄がこの言葉を呟く時大抵ロクな事が起きない
香澄「皆!折角ここで会えたのも何かの縁だし、皆でお花見しようよ!」
開発「意外と普通だった(有咲はそうは思っていないらしいけど)」
香澄「次の日曜日って、皆予定空いてる?」
はぐみ「流石かーくん!ナイスアイデア!はぐみはその日大丈夫だよ!こころんもみーくんも平気だよね?」
こころ「私も美咲は勿論参加よ」
開発「美咲の意思無視」
美咲「いつもの事だよ。大丈夫だけど」
イヴ「私も皆さんと一緒にお花見やってみたいです!日本に来る前から、お花見ってずっと憧れてましたから!」
香澄「りみりん達もOK?」
りみ「こんな機会中々ないもんね!」
沙綾「だね。おたえも行くでしょ?」
たえ「私、筍ご飯持ってくね。楽しみ」
香澄「それじゃあ、全員参加って事で…ハイ、決まり!じゃあ、集合場所とか決めなきゃだよね」
開発「ちょっと待って香澄、その全員って俺頭数入ってる?」
香澄「勿論、ダメだった?」
はぐみ「さっちゃん来ないの?」
イヴ「聡さん来てくれないんですか?」
こころ「ダメよー聡がいなきゃ楽しくないわ」
沙綾「聡モテモテじゃん」
開発「揶揄わないで沙綾」
たえ「聡は女垂らしだね」
開発「その言い方やめろ、参加させてもらうよ」
香澄「やったー」
開発「ちょっ香澄抱きつくな」
こころ「楽しそうね、私もー」
開発「こころまで」
はぐみ「はぐみもー」
開発「やめ」
イヴ「私もです」
開発「イヴまで」
りみ「イヴちゃん」
沙綾「ちょっと香澄」
美咲「こころもはぐみもそれ以上やったら聡君茹で蛸になっちゃうから」
開発「助かった」
美咲「大変だね、聡君」
こころ「その前にチーム分けをしましょう?」
開発「チーム分け?お花見だよ?」
こころ「だって事前にチームを決めておけば、作戦だって練れるわ!」
開発「もう一回お花見だよ」
美咲「多分まだお花見を競技だと思ってるみたい」
開発「こころお花見はチーム分け要らないからね」
こころ「それじゃあ個人戦って事ね!わかったわ!私、優勝目指すわ」
美咲「だ・か・ら!さっきも言ったけど、お花見に勝ち負けはないから」
開発「流石のツッコミだね。美咲」
美咲「経験の差だよ」
開発「美咲パイセンって呼んで良い?」
美咲「それはやめてー」
りみ「お花見は、満開に咲き誇る桜の木の下で、桜を見ながら皆でご飯を食べたり、お喋りしたりするんだよ」
こころ「桜を見てお喋りするだけ?私には、あまりイメージが浮かばないわ。美咲と聡はイメージ浮かぶのかしら?」
美咲「逆に、それ以外のお花見のイメージが湧かないし」
開発「俺も美咲師匠と同じ」
美咲「師匠もやめてねえ」
有咲「香澄。さっき私、まだ返事してなかったんだけど…参加するか、しないか」
香澄「えっ?有咲はお花見来られないの?」
有咲と香澄がコソコソと話している
こころ「ああ!今とても良い事を閃いたわ」
美咲が怪訝そうな表情をしていた
開発「ロクな事じゃないんだな」
察した
はぐみ「どうしたの?こころん!?こころんが閃いたと言うからには、とてつもなく凄い事だよ!ハイ!皆聞いてー!こころんに注もーく!…はい、どうぞ、こころん!」
こころ「桜の木なら、私の家に生えてるわ!」
開発「桜の木が自宅に?」
こころ「だから私の家でお花見したらどうかしら?招待するわよ」
はぐみ「凄いよ、こころん…ナイスアイデア過ぎるよ」
美咲「大袈裟過ぎるでしょ?家に呼んだだけだって」
沙綾「縁側に座りながら、お庭の一本の桜を皆で眺める…。うん、風流で良いかもね♪」
開発「確かに風流だけどこの人数押し掛けるのって迷惑になるんじゃ」
沙綾「そうだよね」
はぐみ「ノンノンノンだよ、さーや、さっちゃん。もうそれは完全にノンノンノンだよ」
開発「はぐみノンノンノンって言いたいだけだろ」
沙綾「それはどういう事?」
はぐみ「こころんのお家って、もーひっくり返る程凄いから!多分、あの感じだと桜だって沢山生えてるし」
りみ「桜が、沢山生えてる、って…どういう事?」
はぐみ「それは、実際に見てからのお楽しみだよ」
香澄「楽しみ!それじゃあ日曜日は、皆でこころんのお家でお花見だね」
開発「まあ俺はOK」
香澄「有咲はこれないんだっけ?」
開発「そうなのか?」
有咲「えっあっ」
有咲が口籠もった
開発「へえ行かないのかー」
有咲「えっと」
開発「はぐみの話から考えてきっと他じゃお目にかかれない桜の木が見られるんだろうな」
有咲「うぐ」
有咲が俺を睨みつけた
開発「予定があるんじゃあしょうがないよね」
有咲「よく考えたら、日曜日じゃなかった。私もその…行くよ」
開発(ちょろい)
沙綾「聡ーどうなっても知らないからね」
香澄「ほんと!?やったー!それじゃあ、ここにいる全員参加って事だね」
開発「じゃあ日曜日宜しく頼むわ、こころ」
こころ「楽しみにしてるわ」
有咲「所で聡さっきは良くも私を」
開発「!!はい何でしょうか?」
こころ達と別れた後有咲に裁かれた
開発「やめて有咲ー潰れるから」
第1話 お花見ってどんなもの? 完