妄想地獄先生ぬーべー #21 三匹が斬る!の巻 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

ある朝その日は風が強かった。

開発「あっ美樹さん郷子さんおはっ」

美樹「キャッ」

後ろを向いた。

開発「おはよう。美樹さん」

美樹「おはよう。聡。ふふ。今見たでしょう私のパンツ」

開発「見てないよ」

美樹「顔真っ赤にしてごまかしても無駄よ」

開発「御免。見ました」

美樹「聡は正直ね。正直者の聡にはじっくりと」

美樹さんはスカートたくしあげようとする。

開発「良いからそういうの」

美樹「冗談よ。必死に取り繕っちゃって聡は可愛いわね」

開発「揶揄わないでよ」

揶揄う美樹さんに抗議をしようすると。

郷子「いたたた」

郷子さんが足を抑えて蹲っていた

開発「郷子さん。大丈夫」

郷子「今の風で足が」

開発「ていう事は今のは」

保健室で手当てをして教室に戻ると

ぬーべー「此奴は「鎌鼬」の仕業だな」

郷子「鎌鼬?」

開発「鎌鼬は三匹の鼬の妖怪で風を自由に操ってどんな所にでもやってくる。父親鼬が人を転ばせ母親鼬が鎌で切りつけて逃げていくけれど子供鼬がすぐ薬を塗ってくれるので傷は塞がり血はあまり出ないんだよ。悪戯好きだけど大怪我はさせない決して悪い奴じゃないんだよ」

晶「そんなの迷信だよ。本当は旋風が作る真空で切れるのさ」

ぬーべー「人間の目にはそう見えるしかしその旋風を起こしているのが鎌鼬なのさ」

広「そうだよ。鎌鼬は本当にいるんだ。俺動物園で見たぜ」

郷子「ええ妖怪を動物園で」

開発「鴨嘴じゃないの?」

広「言おうとしたのに」

郷子「ボケを潰しちゃダメでしょ」

まこと君が暗い顔をして教室に入ってきた

開発「まこと君?」

まこと「なんでもないのら」

気になりながらも一日が過ぎ



開発「遅くなっちゃった!?五芒結界」

背後に殺気を感じて結界を展開する

ばちん

すぐに破られた

開発「くっ」

大きく後ろにさがった

開発「誰に喧嘩を売ったかわかってる?姿を現せ」

目に集中すると、二匹の獣が姿を現した

開発「鎌鼬。なんで君達が」

父親鎌鼬「ぐるる」

母親鎌鼬「きゅるる」

開発「もう一匹はどうした」

僕は問いただすも応答はない、

開発「こんな事はやめるんだ。じゃないと君達を斬らなきゃならない」

鎌鼬は退散した

翌日

ぬーべー「何鎌鼬に襲われただと」

ぬーべーに報告した。

開発「交戦もした。逃がしちゃったけど」

ぬーベー「何て無茶をその怪我はまさか」

開発「かすり傷だよ」

ぬーべー「鎌鼬は悪戯程度の妖怪だ。こんな大ケガが相次ぐなんて」

開発「その事なんだけど一匹いなかった」

ぬーべー「まさかいないのは」

開発「この学校で微かに妖気を感じるんだ。子供の鎌鼬で間違いないよ」

ぬーべー「わかった。俺は校舎内を探す」

開発「なら僕は外を探すよ。彼奴等は風の妖怪だよ。かなり厄介だ」

外に出ると

女子生徒「きゃああ」

愛美「お兄ちゃん、聡お兄ちゃん」

愛美ちゃんが鎌鼬に追われていた。

克也「愛美ー」

開発「愛美ちゃん。させない。顕れよ。虎徹」

愛美ちゃんを脇に抱えたまま片手で鞘に収まった虎徹で斬撃と打撃をいなした。

開発「ぐっ」

愛美「聡お兄ちゃん」

開発「大した事ないよ(くっかばいながらは無理か。)愛美ちゃん体を丸くして」

愛美「うん」

愛美ちゃんは指示通り膝を抱えて丸くなる

開発「克也君しっかり受け止めて」

僕は思いっきり投げた

愛美「きゃああ」

克也「うおっ」

無事キャッチ出来た

克也「無茶苦茶すんな」

開発「ごめん」

克也「恩に着るぜ。聡。すぐにぬーベーを呼んでくる。死ぬんじゃねえぞ」

僕は鞘から抜刀した

開発「これで真面に戦える」

父親鎌鼬「ぐるる」

開発「よっ」

刀身の側面で棍棒を受け流す

母親鎌鼬「きゅるる」

鍔迫り合いになる

開発「調子にのるなよ獣」

防御を崩しほ蹴りを見舞った

ぬーべー「聡」

ぬーべーが参戦してくれた

開発「ぬーべーは父親をお願い。僕は母親を」

ぬーべー「わかった」

背中合わせに其々の敵の対峙した

開発「この」

克也「ぬーべー。聡負けるな」

郷子「聡のあんな戦い方初めてかも。ちょこまかと動くな」

郷子さんが鎌鼬に石を投げた

ぬーべー「郷子」

父親鎌鼬「ぐるる」

相手を郷子さんに切り替えた。

ぬーべー「しまった」

母親鎌鼬「ギーッ」

開発「郷子さん」 

郷子さんを庇った

開発「ガハッ」

切りつけられた

ぬーベー「聡」

ぬーべーが打撃を食らった

ぬーベー「ぐあっ」

すると

子供鎌鼬「きゅきゅ」

子供の鎌鼬が薬を塗ってくれた

郷子「聡。傷は」

開発「!?」

郷子さんは僕のお腹を触りだした

郷子「すごい傷口が塞がってる」

開発「郷子さん触られると恥ずかしいから」

郷子「あっごめん。聡」

薬を塗り終わると二匹の鎌鼬も元に戻り仲良く帰っていった

まこと「聡君ごめんなさい、なのら僕のせいで」

開発「大丈夫だよ。 疲れたから保健室で寝てくるね」

#21 三匹が斬る 完