妄想地獄先生ぬーべー #22水の底の暗い顔の巻 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

昼休み

開発「えっ闇子さんが出た?」

6年男子「そうなんだ。開発君除霊とか出来ないの?」

開発「悪いけど僕は本来妖を討伐するのが専門だから除霊に関しては部署が違います」

6年男子「そうなんだ」

開発「そういう事はぬーべーに頼んだ方が良いと思いますよ」

6年男子「わかったそうするよ」

広「よかったのか聡断っちゃって。別に除霊出来ない訳じゃないのに」

開発「相手が簡単に除霊出来る奴ならね」

広「どういうことだ。」

開発「今日あの相談が来たのは六回。一学年に一つの計算でね。つまり一学年の棟のトイレに出てるんだよ。同じ奴が」

広「つまり」

開発「それを発している大元を叩かなきゃいくら除霊してもきりがないんだよ」

広「そうなのか」

開発「まあ。面倒臭いからぬーべーにでもやらせておけば良いかなあって」

広「酷い」

法子「あーん。金田君やめてよ」

勝「へへーん。この教室のボスは俺様だ。だから俺様が何したって」

開発「良いわけないでしょ」

スパコーン

勝「いってえ」

僕は持ってたノートを丸めて勝君の頭を叩いた

法子「聡君」

開発「大丈夫ノロちゃん」

広「金田またノロちゃんいじめてんのか」

勝「うるせえ。良い機会だ聡。今日はお前をぶっ倒す」

開発「えっ僕」

勝「広もムカつくがもっとムカつくのはお前だ。お前が来てから俺様の天下じゃなくなった。お前は邪魔だ。ここで決着つけてやる」

広「やめとけって聡に
敵うわけないだろ」

開発「僕も清ジイに私闘は禁じられてて」

勝「お前の事情なんか知るか食らえ必殺電車道」

勝君は僕に突進してきた

サッ

体を半身にして交わす

ガッ

通りすぎる所に足を掛けて少し金田君の体が宙を浮く

スッ

浮いた体に円を書くように手を添えた

ストン

衝撃を軽減させるように投げた

教室男子「うおおあおーすげえ」

教室女子「きゃああ。聡君かっこいい」

広「言わんこっちゃない」

ぬーべー「こらー喧嘩はって終わったのか。全くダメじゃないか聡。」

開発「ごめんなさい」

クラス女子「あら!聡君は悪くないわ。」

法子「金田君にいじめられてる私を助けてくれたんです」

クラス女子「正義の味方よ。悪いのは金田よ。金田」

クラス女子「弱い者いじめ!最低」

開発「(なんか可愛そうになってきた。こう言う時は)皆そんなに言ったら勝君が可愛そうだよ。勝君は攻撃パターンも直線的だしはっきりいって蚊が止まる程の雑魚攻撃だったし正直救いようが。ごめん。誉める所なかった」

広「もうやめてやれ」

勝「うわーん」

広「金田元気だせよ」

開発「ほら皆が言うから」

皆「お前じゃ」

放課後

机に誤字だらけの手紙が入っていた

開発「帰ろ」

帰ろうとすると

闇子「闇子さん闇子さん」

開発「これは」

僕は三階のトイレに急ぐ

ぬーべー「聡」

開発「ぬーべー。学校中から」

ぬーべー「わかってる」

開発「原因はここだよ」

三階の男子トイレに着くとドアに闇子さんの顔があった

開発「現れよ。道風。」

ドアを斬り壊した

ぬーべー(詠唱なしで出現させるとは聡の成長力は大したものだ)

開発「勝君」

勝「聡。ぬーべー」

開発「さあ。この騒ぎの大元に行くよ」

ぬーべー「ああ。金田も来い」

勝「あっああ」

郷子「聡」

開発「よかった。郷子さんも無事だったんだね」

僕達は大元の下水道に来ていた

開発「はあ。結局僕も探す事になるのか。全部ぬーべーにやらせようとしたのに」

ぬーべー「お前なあ」

郷子「聡。だんだん初期のキャラが変わってきてるよ」

開発「水死体探すのってすごく面倒臭いからね」

勝「ケッ聡!礼なんかしねえぞ」

開発「別にされる覚えもないし」

勝「俺はそのお前の透かした態度が」

開発「そこ滑るよ」

つる

勝「うわ」

どぼん

すると下水道に流れ来た木の板がくるりと回転して水死体が発見された

勝「ぎゃああ」

闇子さんの除霊は完了した

翌日

勝「聡様どうかトイレに付いてきて下さいませ」

開発「うん」

また一人友達が増えたのかなあ?

#22水の底の暗い顔の巻 完