妄想城下町ダンデライオン vol.0 始まりの回 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

この春俺はある理由で城下町の高校に転校する事になった。


明日より高校に通うのだが学校側の都合で取りに来てほしい書類があるとの事で三時頃学校に行き済ませて家に帰っていた

男性「いいぞー」

男性「茜様ー」

女性「カッコイイー」

開発(あれは櫻田王家の三女茜)

男性「凄えよな。引ったくり犯をあっという間に」

開発(犯人も運がなかったね)

櫻田王家は能力者の家系で皆何かしらの能力がある

茜「見ないで」

茜は恥ずかしさのあまり顔を手で覆う形でしゃがみこんでしまった

開発(噂以上の人見知り。!?)

悪意を感じ取った

引ったくり犯「死ね」

強く踏み込んだ

茜「きゃあ」

ナイフが弾き飛ばされ地面に突き刺さった

引ったくり犯「なっ」

開発「女子を背後から襲うとは卑怯極まりなし」

持っていた本でナイフ弾き飛ばした。

引ったくり犯「ぐあ」

開発(巌流小太刀術燕返し)

切り上げた

開発「牢の中で悔い改めよ」

引ったくり犯は完全に沈黙した

茜「えっとその」

開発「怪我はない?」

茜「うん大丈夫」

開発「良かった」

男性「うおおお。何だ今の」

女性「普通の男の子よね?」

女性「でも今の早さ茜様と同じ位早かった」

葵「茜!!」

茜「お姉ちゃん」

茜姫に駆け寄ってきた藍色ロングの女性は櫻田王家長女櫻田葵。

葵「よかった。怪我がなくて」

茜「あの人が助けてくれて」

葵「妹を助けて下さって有難うございました」

開発「大した事してないよ」

葵「そんな事ないわ。貴方が居なかったら。所で貴方この辺じゃ見ないけど」

開発「申し遅れました。今日こっちに引っ越してきた開発聡だよ」

葵「あら通りで」

警察官「お話の所申し訳ございません。葵様。茜様。犯人逮捕への御協力感謝致します」

葵「いえ私は何も全部茜とそこにいる開発聡君が」

開発(これ以上顔を晒す理由もないしね)

警察官「では茜姫それと開発君詳しい話をお聞かせ願いたいので署の方まで」

開発「僕はこの後」

その場を去ろうとすると

ガッ

ジャケットの端を掴まれた

開発「茜?」

ガバッ

僕のジャケットに其の儘顔を潜り込んだ

開発「ちょっ何してるの!?」

茜「いやあ。もう私を映さないでー」

開発「こっちの方が目立つんですけどおお」

葵「そんなに嫌?」

開発「何でも良いけど僕の服に潜り込まないで。僕が一番恥ずかしいんだよ」

警察官の方も空気を読んで後日聞くと言う事にしてくれた

茜「今日は本当に御免ね。聡く~ん」

葵「私からも謝るは茜が色々と」

開発「にしても大変だね(王族に生まれたものの宿命‥かな)」

茜「映さないで欲しいのに」

開発「あはは」

茜「笑い事じゃないよ」

葵「所で聡君は家はこの辺り?」

開発「あの赤い屋根の家の隣だよ」

葵「あら偶然ね」

開発「えっ」

葵「私の家あの赤い屋根の隣なの」

開発「えーー(御隣かよおおお)」

僕の家の隣はこの国を束ねる櫻田王家でした

開発「衝撃的な事実」

茜「えっと聡君。今日はありがとね」

開発「ううん。大丈夫だよ。じゃまた」

第0話 始まりの回 完