妄想ToLoveる トラブル19唇争奪戦 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

という訳でララの唇争奪戦が始まってしまった

電車内

開発「なぜこうなった」


リト「なんか御免」


開発「謝るのは俺の方だ、名を偽りこの様な」


リト「それは彼奴の勘違いで」


開発「抑そんな事で奪って良いものなのか?ララの想い人でもない。俺が」


リト「聡」


開発「レンに言われた時言い知れぬ喪失感に襲われた、そう思ったら余計に言い出しづらく」


リト「それってララの事が」


アナウンス「この先カーブの為電車が揺れます。ご注意下さい」

電車が揺れた

春菜「キャ」

開発「おっと」

西連寺さんを捕まえた

開発「大事ないか?西連寺さん」

春菜「有難う。開‥。結城君」

開発「すまない。嘘に巻き込んで」

春菜「ううん。良いよ(開発君物凄く苦しそう)」


開発「リトもすまない」


リト「別に良いって」


レンが不自然にララの隣に移動した

レン「おっと」


開発「!?」


レン「イダダダ」


アイアンクローで支えた

開発「レン吊革に掴まらねば危険だぞ」


電車から下車して


開発「すまない、少し厠に行ってくる」


俺は顔を洗った


リト「聡」


開発「リト?お前も厠か?」


リト「お前もう隠すなよ」


開発「リト?」


リト「お前ララの事好きなんだろ」


開発「何を言っている」


リト「だったら何でララの我儘を聞くんだ!」


開発「!?」


リト「俺がお前に何か言える立場じゃないって事はわかってる…けど聡が辛いと俺も辛いんだ」


開発「行こう、皆が待ってる」


リト「聡これだけは約束してくれないか?」


開発「?」


リト「逃げるな」


カラオケに移動した


里&未「有難うございました~」

ララ「ねーねー聡!私達も歌おーよ」

開発「ララは地球の…いや日本の歌とか知っているのか?」

ララ「覚えたの。リトと一緒に居たいから」

リト「ララ」

開発「そうか(やはりリトかララの心の中に俺は)」

席を立つ

開発「すまない。皆先に帰らせてもらう」

未央「えっあっちょっと」

ララ「聡!?」

春菜「開発君」

レン「聡?開発?」


俺は金を置いて部屋から出た


ララ「待って聡」

開発「どうしたのだ?リトと遊ぶ好機ではないか。こういう場所でリトに魅力を伝えるのも策の」

ララ「私また聡を困らせる事した?」

開発「そんな事はないさ」

ララ「なんか聡辛そうで」

開発「自業自得だからよいのだ。でも今回の事でララの中でリトが大いなる存在である事が改めてわかった(俺が入り込む余地などある筈もない)」


リト(回想)「逃げるな」


開発「俺はど阿呆だな」


ララ「えっ」


開発「ララ俺は君の事が好きだ」

ララ「聡。それって」

開発「言葉の通り異性として好きだ」

ララ「でも私は」

開発「答えはわかっている君はリト一筋である事もそれでも伝えずにはいられない」

レン「ララちゃんそんななりすましよりボクと」

開発「ララ」

ララ「きゃっ」

俺はララを抱き寄せた

開発「くたばれ」

レン「ぐはあ」

レンは吹き飛んだ 


ララ「聡」


開発「すまない」


ララを離した


ララ「大丈夫」


レン「開発聡」


開発「俺は決めた。レン。それにリト」

リト「聡」

開発「ララがリトの事を想っている事を承知で宣言する俺は必ずララを奪ってみせる。それがもしララを悲しませリトを裏切ってしまうとしてもこれだけは止められない」

里紗「きゃー。強奪愛宣言」

未央「肉食だー」

開発「すまない。ララ」

ララ「ううん。嬉しかった」

開発「何より」

ララ「でも」

開発「その先は言わなくて良い。ララがリトを想っていようと俺がララを振り向かせる事に変わりはない。容赦はしない」

ララ「わかった。楽しみにしてる」

部屋に戻った

開発「すまないな。空気を壊してしまった詫びにここの支払いは俺がさせてもらう」

里紗「太っ腹」

未央「レンレンは」

開発「うるさいから寝かせた」

里紗「この勝負は開発の勝ち…かな?」

春菜「くす」

開発「どうしたのだ?西連寺さん」

春菜「やっと開発君らしくなったって思って」

開発「そうかもな。俺はど阿呆だった。答えなど出ていた」

ララ「聡これ歌おう」

開発「良いのかしかしリトが」

リト「良いに決まってんだろ」

迷いが晴れた一日だった

トラブル19 唇争奪戦 完