猿山「明日で臨海学校も終わりか。なーんか思い返すと校長に振り回されてばっかだったな」
男子生徒「ホントホント」
開発「よく懲戒免職にならないものだ」
猿山「せめて最後に楽しい思い出の一つも残したくねー？」
男子生徒「確かに此の儘終わるのは寂しすぎる」
リト「でも今からじゃもう寝て起きたら帰宅だぜ」
猿山「いや！！まだやれる事はあるぜ！！ララちゃん…女子の部屋へ遊びに行くのだ」
リト「へ？」
開発「懲りぬ。猿よの」
猿山「善は急げだ！行くぜリト!!」
リト「おい待てよ！！」
開発「程々に」
男子生徒「開発お前もだ」
開発「待て。離せ下郎！！」
俺はリトと共に猿に連行された
開発「おい。猿」
猿山「誰が猿だ。俺は猿山だ」
開発「貴様等猿で十分よ。なぜ俺まで巻き込む」
猿山「お前はいつも透かした奴だ。女子からも人気が高いだから少しは痛い目に合わせてやりてえんだ」
開発「良い度胸だ。ならばこの場で貴様を」
鳴岩教師「おい！！そこにいるのは男子か！！」
猿山「指導部の鳴岩だ。逃げろ」
開発「くっ」
猿に押されて部屋の前で転んでしまった
リト「聡！！」
開発「俺ならなんとかなる。先に行け」
リト「悪い」
開発「くそ。ならあの教師を」
扉が開いた
春菜「開発…君」
開発「西連寺さん」
鳴岩教師「待たんか」
春菜「早く入って！！見つかっちゃうわ」
西連寺さんが部屋に引き入れてくれてやり過ごせた
開発「すまない。助かった西連寺さん」
春菜「ぷっ」
開発「どうしたのだ？」
春菜「何か開発君って謝ってばっかり」
開発「言われてみればそうだ」
春菜「どうしてここに」
開発「言っておくが俺の意思ではない。猿に巻き込まれた」
春菜「猿山君の事？」
開発「他にこの様な企てを起こす者等他におるまい。全く困ったものだ。リトも無事だと良いのだが」
春菜「結城君も一緒だったの？」
開発「理由は俺と同じだ。それにしても他の女子の姿がないようだが」
春菜「うん。皆ジュース買いに行くって」
開発「という事は二人っきりというやつか」
春菜「そうなっちゃうかな」
開発「そうか」
春菜「誤解…されるかな」
開発「？」
春菜「私達二人でいたらさ…だってほら開発君はララさんに会いに来たのに…」
開発「はっ」
春菜「えっだって開発君ララさんの事」
開発「正直最近良くわからなくなっている」
春菜「えっ」
開発「ララが悲しい表情をするとララが笑う表情をみたくなってつい愚行をしてしまう」
春菜「開発君。…あの」
里紗「キャハハハ」
籾岡さんのバカ笑いが聞こえてきた
開発「まずい。戻ってくる」
春菜「開発君」
ララ「ただいま春菜ー！！」
春菜「あ…お…おかえりなさい」
開発(なぜこうなった)
俺は西蓮寺さんの布団の中に隠れています
トラブル15突撃！秘密の花園 完