臨海学校二日目
今日は海水浴
開発「リトよ」
リト「ん?」
開発「臨海学校とは勉学等をするものだと思ったんだが遊んでばかりいるのは気のせいだろうか」
リト「聡。気にしたら負けだ」
開発「昨日はすまなかった」
リト「?」
開発「肝試しで西蓮寺とララ両方とゴールをしてしまった」
リト「謝る事じゃねえよ。聡は春菜ちゃん守ってくれたんだから」
開発「そう言ってくれると助かる」
リト「所で聡。ララの事‥」
ララ「リト、聡ー。こっちおいでよー」
開&リ「う!!」
ララ達がいる方向を見るとララと西蓮寺の水着姿が目に入った
開発「リト。ここはかなり危険だ」
リト「わかってる」
ララ「早くーリトもー」
開発「行くか」
リト「そうだな」
女子「水着泥棒よー」
その声がした直後次々と女子生徒達が水着を奪われていく
開発「何が起こっているのだ」
春菜「危ない。ララさん!!」
リト「どーした。西蓮寺」
開発「待てリト」
西蓮寺さんは胸を手で隠して顔を赤らめていた
開発「一体何が」
女子生徒達は着替えて男子も合わせて海の家に集まった
里紗「ホント最っ低」
未央「あの水着高かったのに」
春菜「他のクラスでも結構被害が遭ったみたい」
開発「不埒者がいるようだな」
ララ「許せない!此の儘じゃ折角の海が台無し」
開発「どーするつもりだ。ララ?」
ララ「海に戻って犯人捕まえてくる!」
開発「待つ。ララ」
ララ「大丈夫だよ。私の水着はペケが造った物だから盗られる心配ないし。聡も手伝ってくれるでしょ」
開発「無論だ。リトは西連寺さんに付いてやってくれ」
リト「わかった」
開発「昨日の詫びだ」
リト「サンキュ。聡」
俺とララは水着を盗られた被害が多発した場所に向かった
開発「ここか。しかし犯人がまだいるとは到底思えない。何者なのだ?泳いでいる女子から強引に水着を剥ぎ取るとは(また力を感じられない程の宇宙人なのか)」
すると
ペケ「ララ様」
するとララの水着が剥ぎ取られた
ララ「聡!お願い」
開発「捕まえたぞ不埒者。神妙に」
捕まえた者を見て驚いた
ララ「これ知ってる!海豚だよね。図鑑で見た」
開発「まさか水着泥棒の正体が海豚とはな」
海豚が口に加えていた
開発「所でララ隠してくれぬか」
手で目を隠した
ララ「御免。聡も苦手だったね」
水着が消えてララに戻った
ララ「残念でした。頭にペケがついてる限り水着盗られても平気なんだもんね」
開発「ララ。ドヤ顔で言っているが見えたら意味がないぞ」
すると大人しくしてた海豚が飛び出してララの頭についているペケを口に加えて強奪した
ララ「わっ」
ララの水着は消えてしまい裸になってしまった
開発「!!!」
ペケ「ひい。ララ様ー」
ララ「こ…こら!ペケを返しなさーい」
ララは裸のまま海豚にしがみついた
開発「はわわ」
呆然としていた
ララ「きゃー」
其の儘海豚はララを連れて行ってしまった
開発「ララ!!」
後を追うと
開発「どこへ行った。相手が海豚では追いようにないぞ」
ララ「聡。こっち。早く来てー」
開発「ララ。無事で良かった。ペケも取り戻せたようだな」
ララの下へ行くとその先は洞窟になって奥へ進むと
開発「これは親海豚か」
親らしき海豚が浅瀬に乗り上げていた
開発「俺達をここに導く為に水着を強奪していたのか。また水着を強奪されては叶わんからな。海へ戻そう。ララ手伝ってくれ」
ララ「うん」
親海豚を海戻すと元気に沖の方に泳いでいった
開発「大したゲガもなかった。あれなら問題無い」
ララ「親子…か」
開発「どーしたのだ?ララ」
ララ「何でもない。ちょっとね。テビルークの事思い出しちゃったの」
開発「会いたいか?」
ララ「少し」
開発「ふっ」
ララ「何で笑うの?」
開発「いや羨ましいのだよ」
ララ「うら…やましい?」
開発「俺には家族がいない。物心ついた時から」
ララ「そう…なんだ。知らなかった」
開発「知らなくて当たり前だ。今初めて話したのだからな。まあ話す気等なかったがな」
ララ「何で話したの?」
開発「わからぬ、がララの事を知ったから自分も話さねば対等ではないとでも思ったのではないか、とはいえ早めにお父上と仲直りすべきだ。お前がここにいるいないは別としてな」
ララ「そうだね。でもまだ」
開発「そこはお前が決める事だからこれ以上は言わんさ」
ララ「有難う聡」
少しララの意外な一面を知る事が出来た
校長「ぎゃああ」
どこからか校長の悲鳴が聞こえたきがしたが
開発「波の音だな」
トラブル14 渚の愛の物語 完