今日俺は両親の仕事の都合で針山中学に転校してきた。そして両親は海外の仕事である。俺は日本に残るのでアパートに一人暮らしをする事になった
開発「ここが」
アパートの前に佇む俺
俺が今日から住む部屋は二階の真ん中202号室
開発「よし荷解きも済んだし後で挨拶行かないとな」
すると隣から良い匂いがした
開発(隣の人夕飯の準備でもしてるのかな。この匂いからするとぶり大根)
?「出来ました」
開発(聞こえたし。女の人の声?ここ壁薄い?)
?「う~ん」
開発(うまく出来たのかな)
悪いと思いつつ聞き耳をたててしまう
?「不味いです~」
開発(ズコッ)
古い転け方をしてまった
開発「まずいんかい!!あっ」
ついツッコミをいれてしまった
?「聞かれちゃいました~」
開発(やべ)
少ししてから挨拶をしにいった
リョウ「はあい」
先程の声の主が出てきた
声の主は俺と同い年くらいの女の子だった。
開発「どうも隣に引っ越してきた。開発聡と申します」
リョウ「ご丁寧に私は町子リョウです」
開発「此方引っ越しそばです」
リョウ「有難うございます。それであの」
開発「?」
リョウ「さっきツッコミを入れてくださった声の方ですよね?」
開発「御免なさい。ここ壁が薄いらしく聞こえちゃってつい盗み聞きみたいな事を…」
リョウ「それは良いんです。私両親が海外の仕事でつい一人言を言っちゃうクセがあって」
開発「じゃあ。俺と同じだね」
リョウ「えっ」
開発「俺も両親が海外で仕事だから一人暮しなんだ」
リョウ「そうなんですか?同じですね。開発さんは私と同い年ですか?」
開発「そうだよ」
リョウ「という事は学校は」
開発「針山中学」
リョウ「同じてす」
開発「美術予備校も通うけど」
リョウ「それも同じです。今度夕飯食べに来てください」
開発「でも迷惑にならない?」
リョウ「大丈夫です」
開発「わかった。今度お願いしようかな」
リョウ「はい」
お隣の町子さんはとても良い娘でした
プロローグ 完