妄想IS 第六話転校生はセカンド幼なじみその3 | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発(やり過ぎた流石に三人を相手にした後に体力が回復していない状態でIS訓練したら完全なオーバーワークだ。バカなの僕は)


ヘトヘトで帰っていると

開発(1028僕の部屋が見えた。これで休め)

鈴「最低!女の子の約束をちゃんと覚えてないなんて男の風上にも置けない奴!犬に噛まれて死ね!!」

一夏「おい待てって」

開発(今の声は鳳さん?一夏の部屋から聞こえて)

僕の胸に衝撃が来た

開発「いたた」

突然の出来事に支えられずに尻餅をついてしまった

開発(なんだ)

状況を把握すると僕の胸に顔を埋められているのがぼんやりとだが把握できた

開発(さっきの声、立った状態から僕の胸の高さに顔が飛び込める背丈、総ての条件をクリアしている人間はこのIS学園には一人)

鳳鈴音さんだった

開発「ちょっと鳳さん」

引き剥がそうとするが無理だった 。鳳さんは僕の背中にガッシリと手を回されて容易に解けそうになかった

開発(泣いてる?)

一つ一つ状況を把握していった

開発「一夏」

一夏「聡」

開発「取敢えず僕が何とかしてみる」

僕は鳳さんをゆっくりと立ち上がらせて自分の部屋に招いて椅子に座らせた。

開発「ココアで良いかな?」

鳳さんは俯いたまま何も答えない

開発(弱ったな。僕に何が出来るの?鳳さんとは知り合ったばかりだし)

僕はココアとブロックタイプのクッキーで糖分を補給した

鈴「聞かないの?」

開発「聞いて良い事?聞かなくても大方一夏が鳳さんの逆鱗に触れたんでしょ」

鈴「あのバカ私との約束を勘違いしてたのよ」

鳳さんの話によると幼い頃鳳さんは一夏に「料理が出来るようになったら毎日酢豚を食べさせてあげる」と言ったのを一夏は「毎日酢豚を奢ってくれる」と勘違いをしたらしい

開発「阿保だね」

鈴「でしょ」

開発「僕もそれを理解を出来る訳じゃないけど」

鈴「ホント信じられない」

そういうと鳳さんはまた泣きだしてしまった

開発(どうしよう、詰んだ)

鈴「ぐすぐす」

鳳さんの頭に手を置いた

鈴「開発?」

開発「いやなんとなく」

僕はぎごちなく撫でた

鈴「うう」

鳳さんは僕の胸に飛び付いてきた

開発「鳳さん!?」

鈴「御免。聡。今だけは」

開発「こうしてれば良いの?」

鳳さんはコクリと頷いた。

開発「わかった」

すると鳳さんは感情を爆発させて泣き出した。涙はダムが決壊したような勢いの量で僕の制服を濡らしていった

鈴「聡」

開発「?」

鈴「厄介事に巻き込んで御免」

開発「特に何もしてないけどね」

鈴「それといつのまにか私聡って呼んじゃってた。開発に戻した方が良い?」

開発「何方でも良いけど、呼び易い方でどうぞ」

鈴「呼び易いのは聡かな。私の事も鈴って呼んで良いわよ」

開発「鈴さん」

鈴「さんはなし。私も呼び捨てにしてるんだからそうじゃないと対等じゃないでしょ」

開発「箒もセシリアもそうだけど下呼びってそんなに重要?」

鈴「当たり前じゃない」

開発「難しい」

鈴「有難う。聡のお陰ですっきりしたわ。アンタ良い奴ね」

開発「そうかな」

鈴「それよ」

開発「そんな事よりクラス対抗戦はお互い全力で戦お!!」

鈴「わかったわ。私も聡の期待に応えられる様に全力で戦うわ」

開発「思いっきり楽しもう」

鈴「あんた変わってるわね」

そういうと鈴は僕の部屋を後にした

開発「うっ」

疲労感が一気に押し寄せてきた

開発(だめだ。もう。限。界)

そのまま眠りについた

数日後

あれからずっと一夏は鈴にさけられているらしい。一夏は相変わらず鈴が怒ってる理由をわかっていないらしい、その後に偶然出会した一夏が鈴に一番言ってはならないワード「貧乳」と言ってしまい鈴の怒りに油を注いでしまった。その時に僕は鈴の展開の反射速度を目の当たりにした。

開発(やはりパワータイプか)

怒ったまま鈴はその場を去ってしまった。

開発「本当阿保だよね」

一夏「だって」

開発「だってじゃないよ。理由はどうあれ後でちゃんと鈴に謝れ。これ以上泣かす事は許さないよ」

一夏「わかってるよ」

セシリア「所で聡さんなぜ昨日まで鳳でしたのに下の名前でしかも呼び捨てでお呼びになっていらっしゃいますのか?」

箒「昨日まで開発と呼ばれていたのに聡と呼ばれているのも気になる。あの後お前の部屋で何があった?」

セシリアは顔は笑っているが背後には殺気を纏っていて箒は鬼神のオーラを纏っていた

開発(下呼びって重要なんだな)

第六話転校生はセカンド幼なじみその3 完