妄想IS 第七話 決戦!クラス対抗戦その1 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

クラス対抗戦当日

薫子「いたいたー!織斑先生!聞きましたよ」

職員室に二年の新聞部副部長二年の黛薫子か入っってきた

千冬「…職員室に何か用か?黛」

薫子「対抗戦の取材許可を貰いに来たんです!ってそれより織斑先生に聞きたい事が、試合前予約で取れなかった人に座席券を売ろうとした輩がいるらしいじゃないですか、噂によると首謀者達は織斑先生に制裁を下されたとか、彼女達は何日も部屋から出ずおまけに部屋からは魘されるような声が聞こえるとか、一体何したんですか?」

千冬「人聞きの悪い事を言うな。厳重注意しただけだ、そんなくだらない事を聞きに来たのか?」

薫子「それも質問の一つではあるんですが今年の対抗戦は例年にない目玉がありますから。新聞部も大々的に特集してるんです。それで試合直前の号に織斑先生のインタビューを載せたいと…」

千冬「目玉か…。何も面白い事は言えないぞ」

薫子「何でも良いんですって先生が見たままの事で」

千冬「そうだな、アレらは女子の様にISの教育を受けていない。特に開発は五分ISに触れただけで自分が前から乗った経験があるかの様に自在に操っている」

薫子「成程、確か開発君は入試試験で教官を完膚なきまでに圧勝したんですよね。試験官は亡霊と戦ったとか言ってるらしいですが」

千冬「確かに開発の操縦技術は驚異的だが」

薫子「が?」

千冬「彼奴はまだ一ミリも本気を出して等いない」

真耶「えっ」

薫子「それはどういう」

千冬「わからないが開発の力量は底が見えない、開発聡興味深い奴だよ」

僕はアリーナの控え室で考え事をしていた

開発(昨日の一夏の無神経極まりない言動のお陰で鈴が何の機体を使用しているのか予想出来た。恐らくあれは第3世代型IS甲龍、燃費と安定性を第一に設計されている、機体カラーは赤み掛った 黒、正式名称は「シェンロン」本の通りならば装備は 双天牙月(そうてんがげつ) 大型の青龍刀。2基搭載されている、専用機なら装備はまだありそうだ、燃えるもっと見たい最高過ぎる)

一夏「おい。聡」

開発「一夏?」

一夏「ずっと呼んでたんだぞ」

開発「御免、鈴の事を考えてて」

セシリア「なんですって」

箒「何を考えていた」

開発「どういう風に来るかなって」

セ&箒「うっ」

一夏「お前ら」

開発「鈴が使用している機体によって戦い方も変えなければならないし」

一夏「にしても満員御礼だな」

一夏は控え室のモニターを見ながら呟いた、モニターには観客席が映っておりそこには生徒達や関係者達がズラリと席をうめていた

セシリア「それだけ聡さんが注目されているのですわ、因みに会場に入りきらなかった人達は校舎内のモニターで観戦するんだとか」

開発「興味ない。今僕が興味があるのは鈴がどんな戦術で来るのかとか鈴の専用機もじっくり見たいし、凄く楽しみ」

セシリア「聡さん楽しそうな笑顔ですわ。私と試合した時と同じ表情ですわ」

箒「そうなのか?」

一夏「そういえば三対一をした時も笑ってたな」

開発「楽しいからね」

一夏「聡。俺が言うのもなんだけど勝て」

箒「胸を張って堂々と行け!!」

セシリア「そうですわ。聡さんの力余す事なく御披露下さいませ」

箒「勝て!!」

セシリア「頑張って下さい!!」

開発「行ってきます」

僕はビットに進み玄武を展開させて競技場の中心へと進んだ

鈴「来たわね。聡」

開発「御免。待たせちゃったね。鈴」

鈴「今来た所よ。それと色々と」

開発「素晴らしい」

鈴「えっ!?」

開発「それは第3世代型IS甲龍、燃費と安定性を第一に設計されている、機体カラーは赤み掛った 黒、ああ良い色合、正式名称は「シェンロン」あっ今何」

鈴「何でもないわよ、変な奴ねあんた!?」

開発「よく言われる」

鈴「余計な言葉は要らないはね」

開発「僕は甲龍と戦えれば後の事はどうでも」

鈴「なら私も聡のお礼に応えられる為に微塵も容赦はしない、この甲龍で叩きのめしてあげる」

開発「玄武で迎へ撃つよ(クラッキングオン)」

鈴は当初の予想通り大型の青龍刀双天牙月(そうてんがげつ)を構えた

開発「ふふ」

僕も両刃片手剣葵構えた

開発(鈴の性格上様子見はしない。なら鈴のとる最初の行動は)

アナウンス「それでは両者…。試合開始!!」

開始の合図と共に僕と鈴同時に出た

ガキン

両刃片手剣葵と双天牙月がぶつかり御互いすぐに距離をとる

鈴「初撃を防ぐなんてやるじゃない」

開発「最初なんてこんなもんだよ(予想より打撃が強かったのが誤算だった、けどだからいい)」

鈴「そうだ、アンタの試合ビデオで観たわよ。かなり強かったけどアンタの強さはあんなものじゃないでしょ。まだまだ手の内を隠してるわね」

開発「それはお互い様だよ(鈴の両肩に搭載されている装備が気になる、警戒しておくべきだろう)」

鈴(余計なお喋りをして自分の手の内を読まれないようにしてるのね、まあ良いわ。出されても厄介だし本気をだされるまで条件は互角。なら本気を出される前に潰す)

鈴は双天牙月で変則的な連撃を繰り出してきた。

開発(捌きに難い、防戦になるのは必然僕が距離を取るのは予測済みだろう。下がる僕に対してとる行動は)

すると肩に搭載されている装備から音がした

鈴「甘いっ!!」

僕は後ろにではなく左に動いてかわした。

開発「完全回避とまではいかなかったか」

しかし完全にはかわせず少し肩の部分をかすった

開発(成程…『衝撃砲』か。空間自体に圧力をかけ砲身を生成…。余剰で生じた衝撃を砲弾にして打ち出したのか)

鈴「良く耐えたわね。『龍砲』は砲身も砲弾も見えないのに」

開発「見えなくてもその来る瞬間は予測できるそれはライフルと比べて撃ち出す迄に時間が掛かる。それに空間を圧縮する時の歪みを感知すれば避けるのは不可能ではないよね」

鈴「言うじゃない。そうだ聡一つ提案なんだけどもし私と聡何方かが勝ったら勝った方の言う事を一つでは何でも聞くっていうのは」

開発「いいね」

鈴「ふふん。まあ勝つのは当然私だけどね」

開発「僕も譲らないよ、鈴の情報は全て揃った、ここからは本気で行かせてもらうよ」

鈴「当たり前でしょ!!」

鈴が突撃しようとする時。僕は気配に気づいた

開発「止まれ鈴」

その言動と共に僕と鈴の間に乱入者が現れた

開発(何此奴)

第七話決戦!クラス対抗戦その1 完