ちょうど1年前。
あの桜の季節から1年。
っていうか1年しか経ってねぇのか
人生がハードすぎてもう何年も前のような気がしてくる。
団体を辞めた日だ
1年後の本日。
日雇い明けの俺の電話が鳴った。
スマホ「ンブーッッッンブーッッッ」
MASA「んぁぁ誰だお前こんな早朝にお前」
事務長「あぁ…吉田くん…久しぶりだね。元気?」
男の名は事務長。
俺の団体時代の直の上司だ。
上司…というよりも理事同士のパートナーという感じ。
年齢は50でフランクな奴だ。
突然の電話だった。
事務長「あのね?現会長…そうだね。君には副会長って言った方がわかるか。
亡くなったんですよ…」
MASA「…へ」
突然の連絡だった。
職場を離れた俺にも通夜・告別式に出て欲しいと。
ショックだった。
俺は仲が良かったから。
そして思うんだ。
今…
今俺は団体に戻らなければいけないのではないか?
団体は今俺を求めてるんじょないか?
と。