東京ダート1600なんてめちゃくちゃ食えるわ 

 

まず前提条件だけどな?

 

東京ダートマイルってのは実はかなり特殊なコースだ。

 

 

先日も取り上げたけど、

 

 

基本的に

【特殊な条件・他に無い条件】

ってのは荒れます。

 

 

実際東京競馬場の平均配当を見ると

・芝では全券種で平均より安く

・ダートでは全券種で平均より高い

そんな特徴があります。

 

 

先日も東京ダート1600mで単勝549.4倍の馬が勝利。

3連単1,460万円のバカ配当が出てましたね。

 

通常レース数が多いコースってのは、ある程度特徴を掴みやすく配当は下がっていくものですが、

ここまでサンプルが多い中で荒れている東京ダートってのは実に食えるコースなんです。

 

陣営も

「直線の長いコースはいいはずだ」

買う側も予想家も

「直線が長い方がいいはずだ」

 

そう考えています。

 

しかし、その考えが正しいならもっとみんな当てられるし、

人気通りに来るはずですよね?

 

 

多くの人がまだ理解していない。

 

だからこそ食えるんです。

東京ダートは。

 

 

 

なんで東京ダートが荒れるか教えてやるぞ~^^ 

 

もちろんよく言われる直線が長いってのもありますが…

 

そこだけじゃないんですよ。

 

・中央唯一のダート1600m

・長い直線

 

それら以外。

 

東京ダートが荒れる最大の要因は

レースラップが他の競馬場と大きく異なるという所にあります

 

・ワンターン競馬

・芝スタートとスタート直後の下り坂で前傾ラップになりやすい

 

これが最大の要因です。

 

 

多くのコースの場合スタート直後が早くても、

①短い直線や平坦で押し切れる

②途中で息が入って前がバテない。

 

チャンピオンズカップの行われる中京ダート1800なんて典型的な②ですよ。

先行型穴馬狙って発狂していた記憶が蘇ります…。

 

 

 

 

東京1600中京1800。

同じ左回り

距離は200m差

同じように長い直線

 

しかしながら、その両方を勝利した馬はゴールドドリームただ1頭。

馬券内を見てもホッコータルマエ・アスカノロマン・インティくらい。

 

一見同じようなコース形態なのに全然直結しないんですよ。

 

その最大の要因がラップの違いです。

 

同じように見えるけど、

中京:道中ペースダウンして長い直線

東京:道中ペースダウンせず長い直線

 

これは全然違います。

 

こういう東京みたいなコースがJRA他にないんですよ。

なので、これまで力を発揮できなかった馬。

力が足りなかった馬の逆転現象が起こるんです。

 

 

 

 

東京ダート走るイメージをしてみよう 

 

やっぱ馬の気持ちになれない奴は競馬勝てないですよ。

 

 

ちょっとみんな一緒に馬の気持ちになりましょうよ!

いきますよ!?

いきますよ!!!???

 

 

バヒンバヒンブルブル!!!

 

 

「バヒン!バヒン!(ビッグレースや!やったるで!)」

【スタート】

「バヒンブルブル!!!?(おお!?芝スタートやんけ!勢いつくやんけ!」
【向こう正面】

「ヒヒヒイイィィィン!!!!!(しかも下り坂でスピードつくわ~!今日のワシは違うで~!)」

【コーナー前】

「バヒン!ブヒィイイイン!!!(ちょっと上るけど勢いついてるから楽やわ!)」

【コーナー】

「ヒヒヒイㇶーーーンンン!!!!(コーナーも勢いつくわ!!!一気に直線いくで!!!)」

【直線前半】

「バヒーーーーーーーーーーーーンンン!!!!!…バヒ…?直線も一気やがな!!!!……あれ?

【直線後半】

「バヒヒヒヒヒ!!!????????????(長ええええええ!!!!!!坂つれえええええええ!!!!!)

 



こういう事なんです。

 

とにかくこのコース息が入らない。

 

ペースが落ちないままの前傾ラップになる。

 

それが大きな特徴です。

 

だからこそメンバー次第で楽逃げした馬が大穴開けたりもしますが、

基本的には差し有利です。

 

 

 

でね?

 

 

東京芝マイルって切れ味のある差し馬強いじゃないですか?

 

だからそのイメージでキレのある差し馬有利って思われがちですが…。

 

 

違うんですよ。

この削り合いコースはね。

 

キレキレの差し馬じゃなく

ズブズブ伸びてくる差し馬が強いんです。

 

 

 

わかりやすく言うと

・アーモンドアイみたいな差し馬

・ゴールドシップみたいな差し馬

両方差しですが、

東京ダートで強い差し馬は後者みたなズブズブ差し馬なんです!

 

 

だから他コースで足らなかったキレキレ差し馬が

「長い直線なら足りる!」って言われて惨敗する。

 

パッと見長い直線でキレる足を使ってるように見える東京ダートの差し馬ですが、

そのラップは明らかに徐々に伸びてくるようなものです。

 

 

芝もダートも後方からすごい脚で差してくる。

 

見た目的には一緒なので、

 

「長い直線=差し決まり」

 

とありますが、

 

差してくるタイプは実は真逆。

 

 

 

東京ダートで走るのは

・上がりの早い馬切れ味型

ではなく

・他がバテる中バテずに、相対的に早い上がりを使えるスタミナ型

 

ということです。

 

 

まあ1600mという距離でありながら、

 

1200・1400mタイプより中距離型が圧倒的に強いレースなので、

そこら辺はイメージつきますよね。

 

 

 

 

雨が降るとガラッと変わるぞ 

 

なんだか週末雨マークついてますよね…。

 

 

バテない中距離型が圧倒的に強いフェブラリーSですが…

 

過去に重・不良でおこなわれた僅かな回数。

 

2016年 モーニン

2007年 サンライズバッカス

2005年 メイショウボーラー

 

 

モーニンもメイショウボーラーも芝実績が…

 

ソダシさん………。まさか…。。。

 

 

 

と、それは置いといて、

2016年のモーニンの父はへニーヒューズ

そして2007年サンライズバッカスの父はヘニーヒューズの父でもあるヘネシー

そしてメイショウボーラーの父はタイキシャトル

 

 

重馬場になると明らかに短距離志向の種牡馬が強くなるんですよね。

 

コレ穴狙いで結構使えてて、

 

通常タフさが要求される東京ダートにおいても、脚ぬきが良い馬場になれば誤魔化しがきく。

スピードで勝負できる。

ということを示しています。

 

 

まあフェブラリーも馬場と枠で大きく予想変わるレースです。