光上せあら② | 雨風呂

光上せあら②

炎暑の東京、今年はまさに、8月は毎日が猛暑日というぐらい、暑かった。

去年に引き続き、a-nation東京公演、味の素スタジアムを訪れた。

この2DAYSを以って、a-nationは幕を閉じる。

いわば夏祭りのフィナーレの大舞台で、2人の勝負は決着する。


このメインステージで、歌えるのは勝者だけ・・・・


ファンサイトの、とある企画で、皆で集まろうということになり、会場内のコミュニティエリアで待つ。

緑のTシャツを着て行き、目印として待っていなければならなかった。


「果たして上手く会えるのだろうか・・・」


CDの手売りは、初日、25日だけしか行われないらしい。事前にその情報は知っていた。

従ってこの日しかCDは買うことができない。

今までの現場で知り合った仲間たちが、次々集まってくる。

去年も参加したものの、やはり東京会場は大勢の人出で賑わう。


観衆はすでに、スタジアム内に入場しているようだ・・・・

しばらくして、物販エリアの方に居るよとの声が。

数十メートルという近距離、探さずして会えるのは僥倖としか言いようがない。


早速、この公演の相方と一緒に、CDを買いに行く。

数名が囲んでいるのみ、撮影用のカメラも居るが、この人混みでは、目立つはずもない。

黒のスタッフTシャツだから、本人と分かる人もそんなに多くはないだろう。

デビューしても、CDのセールスが振るわず、思うように行かないのはよくあること。

倖田來未自身もかつては、読み方も分からないほど知名度が低かった時期がある。

今では考えられないことかもしれないが・・・


ネット時代に突入し、CDは売り上げを大幅に下げている、業界的にも深刻な状況だ。

アーティスト自身が、CDを直接売る姿と、こうした音楽業界の現状が重なって見える。

企画とはいえ、必死だ。


関西の仲間たちの紹介もあり、また緑のTシャツは、この時にも目印となり、会話もスムーズにできた。

CDにサインを書いてもらい、握手。

「劣勢だけど頑張って欲しい」、もっと話をしてみたい気持ちもあったが、光上、宮脇ともに時間がない。

最終日のため、できるだけ売らなければならない。


「とりあえず、最低限の約束は果たせた・・・」

そんな気持ちで、ようやく安堵し、初日のステージを観に入場した。

(つづく)