ドリル217 解説 | 四色アペンド

四色アペンド

オリジナル4コマ漫画「Happy in HAPPY INN」執筆中につき、現在休業中です。


四色ミケ「はいどーもー!お笑いの炊き出し担当四色ミケと〜」
ミケネコ「四コマの吹き出し担当のミケネコだよ〜」
四色ミケ「私も吹き出し担当してるけどね今回」



四色ミケ「今回のお題はハロウィン!仮装して練り歩くだけで終わってたりしないかな?ちゃんとお菓子を強請りにいくんだぜ!!」
ミケネコ「家に引っ込んでる人を巻きこまない!!」

四色ミケ「そうは言っても今回はミケネコが仮装してウチに来たワケでして…」
ミケネコ「ハロウィンの例のやりとりを拗らせていくよ!」






☆お菓子をくれなきゃ○○するの?

四色ミケ「四コマ大喜利ドリルの定番解説では、オチから考える事が多いけど、今回は素直に上から順に考えていきます!」
ミケネコ「まずはその○○部分を埋めなきゃ話が進まないしね〜?」


ミケネコ「定番で考えると…『お菓子をくれなきゃイタズラするよ』なんだけど…」
四色ミケ「別にひねらなくてもそのままでもネタはできちゃったりするよ」



ミケネコ「3コマ目は2コマ目と同じ抑揚で挑むとテンポが良いね」
(この場合は4・4・4・3音)
四色ミケ「もちろんそれを崩しても問題無いね」




ミケネコ「ノリの悪さで事態の深刻さも明るみにー!!…ちょっ…イタズラくらいで捨てるのやめて?!」
四色ミケ「イタズラでソファーをバリバリにされるくらいならいっそ…」
ミケネコ「あわわわわ∑(゚Д゚)」


四色ミケ「この、ノリの違いでお互いの関係が見えてくる事もあるので上級者の方は試してみてね☆」




ミケネコ「で、○○の別の内容について続きを考えていくよ!」
四色ミケ「これは明らかに恐喝…もとい交渉なので、お菓子をくれない場合は相手にもっと損をさせる内容である事が前提だね。」



ミケネコ「4コマ目まですらっと出しちゃったけど、こんな感じだね」
四色ミケ「これは公開と後悔をかけて…いや、蛇足でした。」




四色ミケ「さて、捻りたがるお年頃になると、○○の内容もお菓子をあげるより得する論法でなんとかしたくなるかもなんだけど…」


四色ミケ「出来なくもないんだけど、家主が得する会話によってミケネコが寒空の下倒れてるオチに繋げるには3コマ目あたりに結構な捻りが必要。話の主軸もブレるのでおススメはしないよ」


ミケネコ「『お菓子をくれなきゃ1万円贈呈するよ』とかも言わないしね〜」


ミケネコ「②『お菓子をくれなきゃ膝の上でゴロゴロしちゃうぞ』とかはどう?」
四色ミケ「③『猫アレルギーなんでやめて下さい』だとワリと普通の会話になっちゃうし、③『どうぞウェルカム』にすると4コマ目の孤独に繋げられないね。あ、でも…」


四色ミケ「やっぱり3コマ目で捻りを必要としちゃうね。」




ミケネコ「②コマ目、③コマ目だけなら何とでもセリフに融通が利くんだけど、この④コマ目が足かせになるんじゃない?」
四色ミケ「それもまたクリアしてこそのドリルだよ」





☆4コマ目の立ち位置は?

ミケネコ「じゃあその、4コマ目はどうやって埋めていけばいいのかな?」
四色ミケ「②③コマ目は上手いこと言葉を埋められても④コマ目で躓く人が多そうだね。」


四色ミケ「まず④コマ目でミケネコはどんな状態か?」
・寝ている
・泣き寝入り
・野宿
・ボコられて倒れてる
・ふて寝

四色ミケ「これらのシチュエーションを考えた上で②③コマ目を考えるとスムーズにいくけど、とりあえず『ふて寝』で固定してみると頭から順に内容を考えても繋げられるよ」


四色ミケ「切り返された一言に対する愚痴をグダグダいわせるのが楽だね。」



ミケネコ「じゃ、ここからは例答どうぞ!」



四色ミケ「何もかも食べ終わっちゃったものは、仕方ない。」






ミケネコ「見事に迎撃されました。」








ミケネコ「簡単に捨て過ぎぃ〜〜!!」






四色ミケ「3コマ目で一気に展開を変える手もあるけど、これも乱用して欲しくはないかな?」
ミケネコ「倒れてるボクのシチュエーションを十分にいかしてるならセーフじゃないかなぁ」




四色ミケ「こんなところで。4コマ目にちゃんと繋がるよう配慮すれば比較的セリフを引き出しやすいお題です。」
ミケネコ「ハロウィンもう来ちゃったけど、慌てずゆっくり考えてみてね♡」