動画つき近況。 | 薩摩琵琶・後藤幸浩の-琵琶爺、音楽流浪

薩摩琵琶・後藤幸浩の-琵琶爺、音楽流浪

薩摩琵琶演奏家、後藤幸浩のブログ。演奏情報、演奏後期他、音楽ライター・大学非常勤講師等の経験から音楽関連の記事を中心に。詳しいプロフィールご参照ください。




https://youtu.be/xRtTUPHS9Dc

↑「うたえやうたえ」

数週間前、稽古場他でお世話になっている、詩吟の吟亮流の宗家、鈴木吟亮さんに撮っていただいた動画です。

もう前世紀から (笑) 、いまだに演奏している曲。節などをちょくちょく変えていますが、なかなか満足の行く演奏ができません。これも出だしの歌のピッチが…と気になる部分もあります。

90年代半ばに作った当初、"節付けに歌の技術が追いついていない" 的なことを故・某著名評論家さんに言われたこともありました (^o^; 。

まあ、今後もやり続けていく曲ですし、ラフな動画ですが、こういう時期でもありますので近況報告ということで。けっこうムツカシイ曲なんですよw

伝統ものも撮っていただいたのですが、映像的に上手く行かなかったので、また改めて投稿します。

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当然といえば当然ですが、4/12 (日) 予定していた、弟子さん勉強会も延期に。

琵琶も含め、いろんな語りものや歌謡曲の音源を聞いて、日本語の節廻しのおもしろさ、多彩さを楽しもうと思っていましたが残念です。

写真は、かける予定だった、浪曲は三代目鼈甲斎虎丸のファンキィな「安中章三」、初代天中軒雲月の、有名な詩吟も入った「本能寺」を収録したアナログ盤。




詩吟は、独立した詩吟はもちろん、琵琶、浪曲でもやられており、題材の詩は同じですから、声色、旋法の遣い方、揺り、琵琶でいう落としの節の違い……などなどを比較するのに最適です。

歌謡曲もいろいろ用意していましたが、島倉千代子「からたち日記」は繊細な節廻しや、ことば優先の拍の取り方など、地歌あたりの三味線音楽にもつうじるのではないでしょうか。




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いつもの河川敷はまったく人がいないので、音・声出しには最適です。密にもなり得ません。部屋は楽器NGですから……。




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まだまだ大変な状況は続きそうです。皆さま、くれぐれも、お気を付けてお過ごしください!




 (桜は花もいいけれど、よく見ると幹、枝の様子もシュールでおもしろいですね)