新年、納得いかないこと。その①! | 薩摩琵琶・後藤幸浩の-琵琶爺、音楽流浪

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薩摩琵琶演奏家、後藤幸浩のブログ。演奏情報、演奏後期他、音楽ライター・大学非常勤講師等の経験から音楽関連の記事を中心に。詳しいプロフィールご参照ください。

新年早々から納得いかない、または自分の理解を超えていることが続く。

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まずは軽めの内容を。

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ゴーンさん (「科捜研の女」の、元鑑識の上司に似ている) 結局、音響器材運搬のために使うジュラルミンの箱に入っていたようだ。最初は、なにか大きめの楽器のハード・ケースに入っていたのでは、と言われていた。

で。この件をみて。自分が親の介護で、地元と東京を飛行機で頻繁に移動していた頃を思い出したのだった。

もちろん楽器は持参。搭乗時、預かってくれはするのだが、「この "糸巻き部"っていうんですか?、の直角の曲がり具合は何とかなりませんか」とか、天地無用の指示シールを貼ります・貼れません、で地元の空港と羽田で対応がえらく違っていたりとか。まだ、今よりは血気盛んだったので頭にきて…。

「わかりました。ではジュラルミンなどの大きめのケースはありませんか。それに私が入りますから。わんちゃんねこちゃんを積んである場所に入れてください。いつも、わんちゃんねこちゃん、元気そうに手渡しされていますから人間も平気でしょう。琵琶を人間の座席にお願いします」

わりと冷静に言ってみたので、向こうも激昂できず一瞬の静寂ののち、「承知しました、天地無用指示は貼らせていただきます、手渡しで対応いたします」との回答をいただいた。

出来んじゃん。最初からやれよ。

ゴーンも、その発想はおれが先だぞ。

ギター、ヴァイオリンをはじめ洋楽器は認知度も高く、かかわられている皆さんの数も相当数なので、もう、なにげなく自然にハード・ケースも見かける。先日、マンドリンのハード・ケースを持った (自分より年上の) おばちゃんを見て、いいなーと思った。マンドリンも "糸巻き部" は曲がっとるんだがねえ…。琵琶は、和洋含めた楽器の中でも人口は少ないのでハード・ケースもかなり高くなってしまう。相変わらずのソフト・ケース使用。

昨年暮れには満員電車の中、件の "糸巻き部" の糸巻き一本が折れてしまった。

今日のバスは座れたが、途中から混んで…が下の図。膝の上で抱えている。長尺2本のお稽古で充実したが、買い物でくたびれた。



数日前、通勤時間帯に乗った時のが下。網棚の上に "糸巻き部" を乗せている。



もろもろ納得いかないが、楽器の宿命。どうしようもない。まあ、忍耐力はあるけんね。なきゃ、ここまでやっていないだろ (笑)