ゴッホと静物画
先日、久しぶりにゴッホの絵を見たくて、SOMPO美術館へ行って参りました🌻
今回の目玉といえば、やはり「ひまわり(5作目)」と「アイリス」です!
ひまわりは人気なので少し混雑していましたが、、数分待てば最前列で見ることができました!
2作品とも黄色が綺麗だなぁと感じます!
アイリスの背景は金色にも見える高級感がありますし、ひまわりはオレンジと黄色の組み合わせがオシャレですよね🌻
ゴッホといえば(?)、「耳切り事件」が有名ですが……、右のひまわりは耳切り事件直前、左のアイリスは耳きり事件から1年後の作品。
描いた時期を比べながら見るのも面白いです!
また、驚いたのですが、、
実はアイリスの花びらは、「カーマイン(赤)とペルシアンブルー(青)を混ぜた紫色」で描かれていたそうです。時間が経つにつれてカーマインだけ色褪せ、現在の青いアイリスになっているとのこと!
こんなに綺麗に色褪せることある!?って思いますが、確かに赤みが残っている部分はありますね!
背景の黄色と、アイリスの紫が補色関係ということで、今よりも強い印象の絵だったのでしょうか……🤔
ゴッホが描いた当初の紫色のアイリスも見てみたくなってしまいます!
こんな感じですかねぇ?(※編集しました)
もっと濃い紫かもしれませんね?
それから、ゴッホがひまわりを単独で描いた1作目、「結実期のひまわり」という絵も展示されていました🌻貴重です!!かなり小さめサイズの作品でした!
この後に有名な7作のひまわりが描かれたわけですね!
ゴッホは、6つのひまわりの絵をアトリエに飾ろうとしたそうです。アトリエは黄色い家だったそうで、ひまわりを飾ったら統一感が出て素敵そう~♡
是非全世界から集めて再現してもらいたいものですな~
何千億円するのか……という気がしますが笑
今回の展示会は「静物画」に焦点を当てていますが、ゴッホの絵に花や静物が多いのは、モデルを雇う余裕が無かったことも影響しているそうです。
今となっては偉大な画家として賞賛されていますが、生前は評価されていなかったと言われていますしね……世知辛い😭
とはいっても、単純に金銭的な問題だけで花の絵を書いていたわけでは無く、色彩を学ぶためにも様々な花を描いていたそうです。
これは「野牡丹とばらのある静物」という絵。
左上の白い花が薄れていたり、比較的軽いタッチで描かれていて、ゴッホらしさが少ない珍しい作品だなぁと感じます。
これはこれでかなり好き!
イサーク・イスラエルスの「籠の中の花」という作品も好き!オシャレなフィルターがかかったような塗り方、真似したいなぁ。
連休だったこともあり、それなりに混んではいましたが、ゆっくりと見ることは出来ましたよ!